2009年(平成21年)
相模経済新聞社
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3月16日 月曜日

[徳樹庵]西大沼にオープン
多彩な和食とランチ

 寿司、丼、そば、御膳料理など和食中心のメニューをそろえた「徳樹庵相模原北里通り店」(大橋英樹店長)が2月15日、相模原市西大沼4—5—14にオープンした。
 敷地面積は約3300平方メートル。延べ床面積約660平方メートルの店舗は248席を備える。20部屋あまりの個室を中心に、80人を収容する大広間からカウンターまで多様なニーズに応える客席構成。店内は木材を多用した重厚な造りで、抑え目の照明が落ち着き感を醸している。 
「高級料亭並みの雰囲気とサービスをリーズナブルな価格で提供する」というのがコンセプト。個室では家族やグループが周囲に気兼ねなく食事を楽しめる。おすすめメニューや子どもメニューも用意しており、季節のデザートやスイーツも数多い。
そば、うどん好きの人には、天ぷら付きへぎそばまたはうどん(1354円)、へぎそば&ミニ寿司セット(1564円)も用意。アルコール類はこだわりの焼酎、日本酒、ワインなどバリエーションに富み、250円からのつまみも多彩だ。
 ランチメニューは日替わりランチ(819円)を初め、丼とそば・うどんのセット、寿司とそば・うどんのセットなどのほか、石焼きメニューもそろえる。ファミリーを主な客層にするが、主婦グループや事業所関係の需要も見込んでいる。
 経営するのは(株)馬車道(埼玉県熊谷市)。同社グループとしては155番目の店舗で、徳樹庵としては31店目。同市内では初めてだが、系列店は清新、北里大前、横山台にある。営業時間は午前11時から深夜零時。年中無休。駐車場は75台を収容する。電話042—767—5766。

 

[イベント情報]

●相模原市史講演会「日本史の中の相模原—津久井地域①
 3月21日午後2時から相模原市博物館大会議室。市史編さん室特別顧問の神崎彰利氏が江戸時代、全国で唯一の行政単位だった「津久井『県』」などを紹介。無料で定員が先着200人。電話042−750−8025。

●子どもも楽しめるジャズライブ Let’s sing!さあ歌おう!
 3月22日午後2時から県立藤野芸術の家ファミリーステージ。鈴木リエ(ボーカル)、後藤輝夫(サックス・コンガ)、上田隆(ウッドベース)、片桐幸男(ギター)が出演。入場無料。申し込みは同家事業課電話042−689−3030。

●津久井湖城山公園パークセンターがネイチャーゲーム
 3月22日午後1時から根小屋地区パークセンター。香り、さわり心地など五感を使い自然を感じたり楽しむゲームで無料。申し込みは前日まで同センター電話042−780−2420。

●朗読の会「ことのは」第6回発表会
 3月29日午後1時から津久井中央公民館(旧文化福祉会館)。「ひとしずくのおくりもの」をテーマに宮沢賢治の童話、八木重吉の詩を発表。島崎慶子構成・演出。無料。電話042−784−4427。

●第9回イリーナ・メジューエワ・スペシャル・コンサート
 4月11日午後2時、6時から相模原市大野台公民館で2回公演。前売大人600円、小中学生300円、当日大人700円。電話042−755−6000。

 

[弥栄高校]
26日に恒例の「アートライブ公演09」
食テーマの取り組みも

 県立弥栄高校(相模原市弥栄3—1—8、矢野正人校長)は恒例の「アートライブ公演09」を3月26日午後5時から市立南市民ホールで開く。
 同高生徒70人がCG映像と歌、演奏、ファッション、ダンスを一体化して披露するマルチメディアアートパフォーマンスで、例年コンテストなどで入賞を重ねているが、2008年の「Last ARIA」は工学院大学デジタルアートコンテストで優秀賞、高校生映像フェスティバルで尚美賞を受賞した。
 その合唱と光のパフォーマンスでは「Music Vision」と題して音楽劇〜モーツアルトの生涯、ヘンルーダの花が咲いたら、などを披露する。
 また、アートライブでは「迷宮レストラン」と題し、「食」をテーマに人間の絆やグローバル化とローカル化の再構築、経済構造のあり方で具体的な答を出す試みを示す。
 同公演は2008年度相模原市文化芸術発表・交流活動支援事業として行われ、会場で過去のアートライブを収録したDVDをそれぞれ1000円で販売する。問い合わせは同高電話042−758−4695。

3月17日 火曜日

[やまと街中お気に入りお店大賞]
大賞に「カットスタジオみどり」
技術と飾りつけに賛辞

 大和商工会議所が市民の応募で選ぶ今年で2回目の「やまと街中お気に入りお店大賞」の発表が2月24日に行われ、大賞に美容院のカットスタジオみどり(西鶴間1—10—16)が選ばれた。
 昨年11月1日から今年1月末までの募集で応募があったのは昨年の1.8倍にあたる1467通で、このうち支持を受けた店舗の延べ637通を審査した結果、大賞のほか準大賞、入賞、特別賞、ディスプレイ・イルミネーション賞を選んだもので、大賞を受けた美容院には「店のみなさんの対応や人柄がよく、技術も素晴らしい」「カットが上手で35、6年の付きあい」「季節の行事などの飾りつけがかわいい」といった賛辞が寄せられたという。大賞以外の受賞店舗は次のとおり。
 [準大賞]パン・ケーキ製造販売ベルベ(大和東3—13—3)※ディスプレイ・イルミネーション賞も受賞[入賞]▽大乃寿司大和店(大和東1—4—19)▽現代アート作家画廊ギャラリーあべ(中央林間1—5—6)▽欧風台所ラ・パレット(中央林間4—27—18)[特別賞]マタニティトリートメント&ハワイアンミロミロ自然療法サロンLoKahi=ロカヒ(大和東1—7—22)

 

神奈川16区衆院議員亀井善太郎氏
津久井「新春の集い」に400人

 神奈川16区選出の亀井善太郎自民党衆院議員の支援組織、津久井連合(向山武会長)主催の「新春の集い」が2月28日午後2時から県立相模湖交流センターで開かれ、約400人の支持者が次期総選挙に向けて亀井氏を激励した。
 この日はまず来賓が相次ぎ登壇。榎本与助県会議長(自民党)は「次の選挙は厳しい。磐石の態勢を整えて亀井議員を当選させてほしい」と会場に呼びかけ、佐々木正行県議(公明党)は「何百人もの年金相談に自分で対応している亀井議員の政治姿勢に強く共感する。公明党も全力で支援していく」とエールを送った。
また、小泉昭男参院議員(自民党)は「これだけ多くの人が集まったのは亀井さんへの期待の表れ。実際、亀井さんは若いのに国会で内容の充実した活動をしている。予算と関連法案が通ればいつ解散があるかも知れない。気を引き締めて応援してほしい」と述べた。
 さらに稲垣稔相模原市議会議長は「相模原、津久井を知悉している亀井議員が再選を果たすよう期待している。支援する市議団も全力で支えていく」とあいさつした。
 こうした声に続いてマイクに向かった亀井氏は「まず津久井の話をしたい」と前置きして「津久井は大きな岐路に立っている。今だけのことを考えるのでなく、子や孫の世代にいい形で津久井を残していかなければならない。ここに住む人の思いと津久井の特色を大切にしながらしっかりやっていく。若い人がここで働ける産業を起こす環境整備も進めたい」と将来を展望。
 次いで国経済の現状に話題を移し、「仕事の無くなった中小企業の経営者が従業員の給料を払うために貯金を取り崩し、自分の持ち物を売っている。雇用契約を打ち切られる若い人も多い」とした上で「今は政局のことを言っている場合ではない。日本丸の底に穴が開いた状況。これをどうにかするのが政治家の役割。やるべきことは沢山ある」と声を張り上げた。
 この具体的な例として介護に従事する人の報酬引き上げ、妊婦の定期検査の充実を挙げ、「いきなり産気づいて病院に駆け込む女性が増えているが、それはお金がかかる定期検診を受けられないから。14回全部、無料にすればいい。これも補正予算の目玉の一つ」と強調。続けて「補正予算を参議院に送ったが、衆議院に返してくれない。民主党からは何の政策も出てこない」と野党批判のボルテージを高めると、会場から「そうだ」の掛け声がいくつも飛んだ。
 さらに、20兆円規模の景気対策が必要との認識を示し、「あと半年の間に選挙があるから大変だね、と言われるが、私より大変な人は世の中にたくさんいる。これからもいちばん辛い思いをしている人のそばに立って政治活動をしていく。津久井から新しい日本を作っていきたい」と力強く結ぶと盛んな拍手と激励の声が送られ、会場は総決起集会さながらの熱気に包まれた。

 

[Sokei短信]

●大和市の「法律専門家に引き継ぐ多重債務相談」で滞納税金整理に期待
 同相談は大和法曹会、司法書士会厚木支部と協議を重ねて2008年3月に開設、以来今年1月末までの11カ月で相談受理は218件にのぼり、生活苦による相談が約70パーセントを占めたが、24件が解決した。一方で滞納整理を担う収納課、国民健康保険を担う保険年金課などと連携、多重債務のため税金を滞納している人を同相談窓口に案内する件数が38件を占めた。この連携により市当局は多重債務の整理で滞納された税金の処理が進む効果を期待している。

3月18日 水曜日

[Sokei短信]

●大和市郷土民家園で手のひらサイズのおひな様づくり
 市スポーツ・よか・みどり財団の主催で3月1日に行われ、親子連れなど19人が7段のひな飾りが展示された横でボランティア講師の指導を受けながら人形づくりを行った。最初は和紙の千代紙を鶴を折るように折り曲げたり、はさみで切れ目を入れたりして雄雌びなを丁寧に作り上げ、雄びなは袖の部分の広げ方を調整して体を大きく見せたり尺を張りつけ、雌びなは扇を張りつけたりしてそれぞれの特長を表現。そのうえで小さなひな壇に乗せ、うしろはピンクのももの花をかたどった折り紙を張りつけた金屏風で飾った。参加した松本紗季ちゃん(8、市立緑野小2年)は「折り方が少し難しかったけれど、上手に出来てとても楽しかった」と話していた。

 

[相模原市]
市内転入者にお試しバス券

 相模原市は神奈川中央交通(株)(平塚市)と協働で市内転入者に対するバスの利用を促すモデル事業として、3月から相模大野で始めた。
 交通渋滞の緩和や環境負荷の低減をはかるモビリティ(移動)・マネジメント(MM)としての試みで、市大野南出張所で転入手続きをする世帯にお試し利用券を配布してバスに乗ってもらう仕組み。あわせて地域のバス路線網を掲載したマップも作成、封筒に利用券と共におさめ、3000部を配布した。今秋11月まで行う。

 

[造幣局]
貨幣デザインコンペで審査員特別賞
弥栄高生徒2人

 独立行政法人造幣局(大阪市)が1998年度から毎年行っている貨幣デザインの国際コイン・デザイン・コンペティション(ICDC)の2008年度コンペで県立弥栄高(相模原市弥栄3—1—8)の高校生の2人が、私立作新学院高の5人と共に審査員特別賞を受賞、2月24日に自校で表彰を受けた。
 今年度のコンペで応募があったのは一般部門が13カ国53作品、学生部門が14カ国14作品で、1次、2次審査を経て最優秀賞、優秀賞、佳作、フュチャー賞を得たのはウクライナなどすべて外国勢で、審査員特別賞は今後の活躍等が期待できるとして評価する賞。同賞を受けた弥栄高生2人は松島奈々さんの「空」、鎌倉はるかさんの「宇宙」をテーマにした作品。

3月19日 木曜日

[大和市]市長と記念撮影
婚姻届出したカップル

 大和市は市役所などに婚姻届を提出したカップルを祝福するため、市長と記念撮影を行うサービスを開始、その第1号となる市民カップルと大木哲市長が2月26日、市役所正面玄関前で撮影に臨んだ。
 届け出に来たカップルが同玄関前で記念撮影しているのをしばしば目のあたりにした同市長の発案で始めたもので、この日申し出を受けたのは屋敷要さん(26)と真由美さん(26)夫妻(中央林間在住)。
 撮影に応じた同市長は「本日はおめでとうございます。記念撮影はお2人が初めて」と笑顔で迎えると、屋敷さんは「第1号になれて感激。やさしそうな市長との写真は一生の記念になります」と笑顔で答えていた。
 記念撮影は市長のスケジュールが合えばすぐ対応するが、市長が不在とか夜間や休日さらに渋谷分室で婚姻届を出した場合でも申込書を出せば日程調整したうえで応じるそうで、撮影は当事者のカメラまたはカメラ付き携帯電話で行う。
 ちなみに、同市では2007年度2494人が婚姻届を提出している。

 

[とぴっくとーく]
YAC日本宇宙少年団副本部長の的川泰宣氏
「宇宙への夢を育てたい」

−−−宇宙少年団はどんな団体ですか。
 「宇宙時代の地球人を育てるため、1986年に発足しました。相模原市に本部を置き現在、全国に124分団3000人の会員、800人の優れたボランティアリーダーがいます。相模原分団には55人の会員が所属しています」
−−−活動目的は。
 「子どもたちが世界中の人々と共に豊かで平和な未来を目指し、宇宙時代の地球人に必要な知識と技術を学ぶことが目標です。さまざまな活動を通じて宇宙からの視点による思考、地球を尊び、地球を守る行動、命の大切さを知る心の涵養などを目指しています」
−−−具体的にはどのような活動を。
「ミニプラネタリウムや小惑星探査機の開発秘話など興味深いテーマを取り上げたYACのオリジナル教材をもとにした学習のほか、分団ごとにソーラースープ、ロボット、ペットボトルロケットなど楽しい教材を自分たちの手で作り、楽しんでいます。私は各地の教育イベントに駆け回っていますが、子どもたちが非常に生き生きとした表情で取り組んでいることに驚き、うれしく思っています」
−−−宇宙教育の第一人者として団にどんな思いを託していますか。
「子どもたちは宇宙という視点で見ることによって、生命がもともとは銀河や星のかけらだった事実を知り、身の回りの生命一つひとつが連綿とした命のリレーの中にあることに気がつくのです。それが宇宙の探究への内発的な思いにつながり、命の尊さと生きる意味を自ら学ぶ契機になります。子どもたちが心の中に宇宙への夢と健全な冒険心をはぐくみ、現代社会の閉塞感を破って日本を元気にしてくれる人材に育つことを願っています」

 

[ハートビート]新築教室へ移転
生徒45人がキルト学ぶ

 城山町の県立城山高校近くの国道沿いにこのほど、ピンク色の派手な外観が目を引くキルト教室がオープンした。
国道をはさんだ真向かいの場所で4年間にわたりテナントとして営業してきた「ハートビート」(金井浩子店長)が移転したもので、新住所は城山2—1—14。建物は木造平屋建て、教室の広さは焼く35平方メートル。講習用の木製テーブル2台と、パッチワーク用品、糸、針などの材料をストックする棚を備える。
 金井さんは「キルトやパッチワークは基礎からきちんと段階を踏んで学ぶことが大切」という考えを持ち、開業当初から(財)日本手芸普及協会の教科書に基づく指導を行っている。8人だった生徒は今、45人と大幅に増え、毎月第1、第3週の午前と午後に開いている講習は盛況だ。
 「生徒さんがお友達を誘ってくれたり、口コミで広まったりしたお陰だと思います」と金井さん。真剣な指導の後でお茶を楽しむアットホームな雰囲気と生徒の都合に合わせてできるだけ予約変更に応じる柔軟性、そして授業日以外でも気軽にワンポイントアドバイスする金井さんの人柄が人気の要因のようだ。
84歳を最高齢に30代、40代の主婦を中心とする生徒のレベルは趣味程度から講師の資格取得を希望する人までさまざま。自分のスキル水準に合った指導を受けているが、今年1月、生徒の2人が同協会のパッチワーク講師の資格を取得した。都内の教室に通わないと取るのが難しかった資格という。
「最初はバッグやポーチなどの小物を作りたいと希望する生徒さんでも、キルトの楽しさを知ってタペストリー作りに挑戦する人も少なくありません」と金井さん。4月からはひと通りのカリキュラムを終えた生徒の要望に応えて、ミシンキルト開講の準備を進めている。
月謝は毎月2回の受講で4000円。3回目からは1回1500円。問い合わせは電話042—783—4124。

3月29日 金曜日・祝日

 

 

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