2009年(平成21年)
相模経済新聞社
TEL:042-757-3534
Google検索

  WWW を検索
 サイト内検索

 

2月9日 月曜日

[相模原市民ギャラリー]
「版の世界〜白木隆盛展」3月10日まで

 相模原市民ギャラリー(JR相模原駅ビルナウ四階)は期待される若手作家をミニ展示コーナーのアートスポットで紹介しているが、1月23日から「版の世界〜白木隆盛展」を始めた。
 ギャラリースタッフセレクションとして27回目にあたる展示会で、白木は九州産業大学で絵画や版画の基礎を学び、女子美術大学大学院で版画を習得。今は教鞭をとりながら国内外で活動しており、2000年に21世紀アート大賞2000(熊本県立美術館)、2002年に第5回学生国際美術ビエンナーレ(マケドニア)、同年と2004年から2008年まで連続して瑠玻展に出品している。その作品でコンセプトにしているのが、仏教用語「アートマン」(atman)という禅の「無」の境地に通じるものだそうで、セレクション・ガイドでも「『無』を表現することで『有』を証言しようとしている」と解説している。
 出品作品は2005年以降と新作を含めた11点で、3月10日まで行う。電話042−776−1262。

 

[大和市]
職員非常参集訓練と災害対策本部設置訓練
管理職を対象に抜き打ちで

 大和市は1月15日早朝、課長補佐以上の管理職を対象に抜き打ちの形で職員非常参集訓練と災害対策本部設置訓練を行った。
 ①事前予告なしで非常配備体制の伝達と動員指令による災害発生時の初動体制の確立②災害対策本部を配置、運営する中での発災時の担当業務への理解、状況の変化に応じた的確な対策の確認を目的に行ったもので、参集訓練が午前5時45分に県東部を震源域とするマグニチュード7.9の地震が発生、大和で震度6強を観測したという想定でスタート。
 発災直後の職員から一報を受けた大木哲市長(市災害対策本部長)が直ちに災害対策本部の設置を指示し、両副市長、教育長、病院長(副本部長)、部長など13人の本部員など管理職の召集を発令した。
 これを受けて大木市長は午前6時30分に登庁、管理職らも続々と参集し早速、対策本部を設置した。このあと災害対策本部設置訓練は市民が来庁した午前9時を発災時刻に設定し、発災直後と1時間程度が経過した状況で行った。
 こうして訓練は午前8時10分で終了し、参集した管理職は201人中186人の92.5パーセントに達したが、大木市長は「対策本部と現場との情報伝達方法の仕組みで、さらなる態勢の整備を固める必要がある」と何点かの反省点を指摘した。

 

[神奈川県バリアフリーまちづくり賞]
第1回目の受賞者に大和市立光丘中学校など

 県はバリアフリーやユニバーサルデザインによるまちづくりの取り組みを拡げるため、2008年度から「神奈川県バリアフリーまちづくり賞」を創設、この第1回目の受賞者のハード部門で大和市立光丘中学校が選ばれ、設置した大和市と設計にあたった(株)山下設計横浜支店が表彰される。
 障害者や高齢者をはじめ誰もが利用しやすく配慮した建築物・公共交通機関などの施設整備(ハード)と、まちづくりの推進、普及にかかわる活動(ソフト)の優れた取り組みを表彰するもので、横浜、川崎両市域を除くエリアのハードおよびソフト部門について関係団体からの推薦に基づき審査会(委員長・高橋儀平東洋大教授)が受賞者を決めた。
 光丘中が選ばれたのは建て替えにあたり生徒、保護者、教職員、市民ら利用者の視点を重視し、車椅子使用者やオストメイトの人も利用できる多機能トイレ、エレベーターのほか、来校者用にベビーシートや授乳スペースも設け、きめ細かく誰でも使いやすい施設にしたためで、ハード部門ではこのほか、箱根町の箱根ロープウェイ駅舎・ターミナル、ゴンドラ、箱根海賊船を対象に小田急箱根ホールディング(株)と大和小田急建設(株)、(株)小田急設計コンサルタントが選ばれた。
 一方、ソフト部門では愛川町のバリアフリー・まち点検実行委員会と三浦市のみうら青年ボランティアビューローが受賞。これらの表彰式が2月17日午後1時30分からワークピア横浜(横浜市中区山下町)で記念講演も兼ねて行われる。

2月10日 火曜日

[市産業振興財団]
セミナー&交流会に80人が参加
「企業ホームページ作成・発注のノウハウ」を学ぶ

 企業がホームページを自社作成したり外注したりする場合のノウハウを専門業者が解説するセミナーが1月16日、相模原市立産業会館で開かれ、約80人が参加した。
 (財)相模原市産業振興財団が「企業ホームページ作成・発注のノウハウセミナー&交流会」と銘打って開催したもので、ホームページの作成・更新業務をめぐる参加者のマッチングも狙った。
この日はまず、藤田実氏((有)コウチヤ代表取締役)が講演。画面を使って作成手順などを具体的に説明し、作成ソフトも紹介。参加者の中には身を乗り出して画面に見入る人も多く、会場は熱気あふれる雰囲気。
 この後、藤田氏は「外注する場合は地元のSOHO事業者を使うのが得策。地元だからいい加減な対応ができないし、フットワークがいい。仲間も見つけやすい」と力を込めた。
 引き続き、市内のWeb関連事業者六人がプレゼンテーション。それぞれの得意分野を披露しながら、「いいホームページを作るには、希望をしっかり伝えることが重要」「客と制作会社が対等のパートナーシップ感覚を持つことが大事」「契約書を必ず作っておくことがトラブル防止につながる」といったアドバイスした。
 また、作成を依頼する前に複数の業者に見積もりを取り、オプションについての料金も明確にしておくなどの注意点を強調する業者の声も聞かれ、セミナー終了後の交流会では名刺交換や情報交換が盛んに行われた。

 

[小田急ホテルセンチュリー相模大野]
ひな祭りファミリーブッフェにドラえもんのショー

 テレビで大人気のドラえもんのショーと和洋中のブッフェがセットになった「ひな祭りファミリーブッフェ」が2月22日、小田急ホテルセンチュリー相模大野(小田急線相模大野駅北口)で開かれる。
家族みんなで楽しめる恒例のイベントで、ショーの出し物はドラえもんを始めとするおなじみのキャラクターが活躍する「お祭りパニック」。シェフが存分に腕をふるったひな祭りにふさわしい料理の数々もこの日ならではのオリジナルメニューとなっている。また、豪華賞品が当たるビンゴ大会も楽しめる。 正午から午後2時30分まで、午後5時30分から午後8時までの2回開催。料金は中学生以上が6000円、3歳以上小学6年生以下が3000円(ソフトドリンク、サービス料、消費税などを含む)。アルコール類は別途料金。会場は8階宴会場フェニックス。 予約、問い合わせは電話042‐767‐1112。

 

「トップセールスに挑む」
朝日建設横浜支店営業課長の森田修さん
「お客様が第一。営業は毎日が宝探し」

 高性能賃貸マンション、戸建住宅などを手がける朝日建設(株)(相模原市淵野辺4—16—14、中川秀樹社長)の横浜支店(横浜市西区北幸2—8—4横浜西口KNビル1F)に勤務する森田さんは入社8年目。「商品力と価格が画期的で、お客さんに説明できると考えた」のが入社の動機だ。
 会社は昨年夏、業界紙で県内1位(施工ベース)にランキングされる好調ぶりだが、森田さん自身も今、社内でトップセールスマンの位置を占めているという。その要因は自社物件の見学会と、市内共和および横浜支店内に設けているショールームの活用。
 「賃貸マンションの建設プランと見積もりを持っていく場合、ショールームや見学会で当社の推奨ルームなどを見ていただいたお客様には安心感を持って接してもらえる。それだけ、商品力には自信がある」
 冷暖房費の削減につながる資材の活用、環境に配慮した型枠材料の採用など、時代の要請にこたえる自社の先進的な取り組みがこの自信の裏づけになっている。
 もちろん、優れた商品力がすぐに契約につながる訳ではない。息の長い付き合いがあって始めて具体的な話になるケースも多い。「大事なのは人間関係を作ること。定期的なフォローは絶対に欠かせない」と森田さん。
 もう1つ心がけているのは、迅速な対応。「お客様のほうからこの点を調べてほしいといった要望があった場合、速やかに上司への連絡を行うなど時間を惜しまずに動き、できるだけ早く答えを出すようにしている。お客さんのニーズをしっかりつかんで、できるだけ早く問題解決につなげるのも営業の大切な役割」と力を込める。
 この言葉は「お客様が第一。常にお客様の立場で考える」という信条にそのままつながる。たとえば賃貸マンションを建てる際に、建築主がああもしようか、こうもできるかと迷うのは理の当然。そのさまざまな選択肢について納得のいく見積もりを提案できてこそ営業担当者としてもビジネスパートナーとしても信頼を寄せられるはずだ。
 森田さんは、通常2通り程度の見積もりで済ませる物件について10通りの見積もりを出したことがある。これも「時間を惜しまずお客様の立場で考える」という信条を形にした具体例。客から感謝されたのは言うまでもない。
 課長という役職上、グループを統率する役割もになう。「昨年12月、こつこつ地道な努力を重ねて来た部下が、かなりの時間をかけて契約を取ってくれたのがとてもうれしかった」と目を細める森田さん。日頃の当たり前の活動が結果につながるという自分の信念を仲間が実証してくれたことが何よりもうれしいようだ。これも踏まえ、「お客様を大切にしながら着実に仕事をこなしていけばチャンスはどこにでもある。営業の仕事は毎日が宝探し」と熱く語るトップセールスマンの弁に掛け値は無い。

2月11日 水曜日・祝日

 

 

2月12日 木曜日

「とぴっくとーく」
相模女子大学・同短期大学部学長に就任した
谷崎昭男さん
識見磨き全学をリード

——学長就任のご感想は。
 「大学は今、どこでも吸収・合併の時代で、非常に難しい局面に立たされています。本学でも学科の再編、短大の運営を始め多くの課題があります。この時期に全学のことを考えなければならない職に就いたことで身の引き締まる思いは実感していますが、うれしいとは思いません。学内でも『おめでとう』と言ってくれる人はまれですね(苦笑)」

——伝統的に地域に開かれた大学ですね。
 「全国で最も早い昭和四十年に市民対象の公開講座を開いて以来地域とともに歩む活動を続けています。今後、受講者に学ぶ意欲をいっそう高めてもらえるなら講座の回数を増やし、単位認定することも考えています。春にはカナダの姉妹校から講師を招いて英語の短期集中講座を開き、市民を受け入れています。社会人の受け入れも早くから行っていますが、最近いくらか後退した感があります。強い学習意欲を持つ社会人は学生に大きな刺激を与えてくれますから、もっと多く迎え入れたいですね。付属図書館の蔵書も積極的に利用してほしいと思っています。コンソーシアム事業もしっかりやっていきたいと考えています。また、春のキャンパス内は百年桜を始め大変きれいな桜が咲きます。この時期にキャンパスを開放して市民に見ていただければと思います」

——抱負をお聞かせ下さい。
 「学長は大学運営について格別の権限を持つものではありません。
しかし、リーダーシップを求められる立場であることも確かです。時間のやりくりは大変ですが、研究者としての姿勢を持ち続けて識見を磨き、自分の識見で学内をリードしていければと考えています」

 

[ITC多摩協議会]
中小企業のIT化促進を支援
成果向上に全力

 中小企業のIT化促進を支援している、ITC多摩協議会(田中渉会長、約100人)の第8回定時総会が1月24日、相模原市橋本の杜のホールはしもとで開かれ、ITC(ITコーディネータ)と来賓合わせて約100人が出席した。
 同協議会会員の中には中小企業診断士、技術士、税理士などの資格を持つ人が多く、各種セミナーでの講演、個別企業へのコンサルティングや経営指導などを通じてITの活用による企業活性化に寄与している。
 この日は総会で2009年度の活動方針などを決めた後、講演会を開催。はじめに同協議会の上部団体にあたるITC協会の関隆明会長があいさつし、「不況のときこそ、ITCを売り込むチャンス。国の重点施策に参加し、企業から正しい評価を得られるよう努めたい」と述べた。
 次いで関東経済局情報政策課の梶田課長が2009年度の情報政策関連の政府予算案を概説。60億円を投じるグリーンIT計画などに言及した後、地域イノベーションパートナーシップの推進施策をテーマに取り上げ、IT経営応援隊事業の充実、全国各地の自治体、企業支援機関、ITC、ベンダなどの連携促進を図る戦略企画会議の設置構想について説明した。
 引き続き同協議会のメンバー3人による活動紹介が行われ、地域力連携拠点事業におけるITCビジネスの実績、SaaS契約を通じた定期収入の確保などの事例を疲労し、「IT活用のドアノックはWeb活用が有効」とする意見が聞かれた。
 最後にマイクに向かった田中会長は、「ITCとして具体的な成果を上げることが経営者との生涯にわたる付き合いにつながる」と力説し、具体的な実績紹介を交えながら「ITCを業として続けていくためには管理者養成、つまりエグゼクティブコーチングが必須の要件」と語った。
 休憩後の懇親会では参加者が情報交換しながら和やかに歓談した。

 

[キッチン夢屋]
季節限定のどんぶり物のほか、特製コース料理も好評

 自家製チャーシューどん(850円)、マグロのたたきどん(900円)など17種類の定番オリジナルどんぶりと、旬の食材を使った季節限定のどんぶり物が根強い人気の「キッチン夢屋」(相模原市緑が丘1—1—15、鋤柄一昭店主)は、祝い事や家族・親戚の集まりなどに利用してもらう特製コース料理にも力を入れており、「予算や内容を気軽に相談できる」と好評だ。
 鋤柄店主はドレッシングやデザートも既製品を使わず、自家製のものを提供するほど手作りの味にこだわっており、その姿勢が客から信頼されている。これまでも敬老の日や各種施設の行事の際にオードブルなどの注文を受けてきたが、口コミで味と価格が評判を呼び、新築や幼児のお食い初めを祝う料理の注文が増えるようになった。
 「和洋中華料理を学んだ経験を生かし、お客さんの要望に合わせていろいろな味を楽しんでもらえるメニューを用意するからだと思う」と鋤柄さん。ケーキ作りにも実績があり、バースデイからウェディングまで、どんな注文にも自慢の腕を振るっている。電話042‐753‐9340。

2月13日 金曜日

[水源環境保全・再生かながわ県民会議]
山梨県知事ら招きフォーラム

 水源環境保全・再生かながわ県民会議と県は2月11日午前11時から杜のホールはしもとなどを会場に松沢成文知事、山梨県の横内正明知事、相模原市の加山俊夫市長らも出席する県民フォーラムを行った。
 同会議は水源環境の保全・再生の施策展開に向けて県民から幅広く意見を収集するため、県内5地域で地域別フォーラムを開催してきたが、この総括として「第6回県民フォーラム〜水源地・森林再生の第2ステージに向けて」をテーマに再生事業に取り組んでいる全国の自治体、NPO団体、研究所などによる事例報告やパネルディスカッションを行ったもので、この結果を全国に発信する。
 松沢知事らが臨んだのは横浜国大経済学部教授で県民会議座長の金澤史男氏が基調講演を行う午前の部で、このあと別々の会場で①県民参加の施策展開—第2期計画に向けて②森林・水源環境保全・再生のNPOの役割③今求められる施策をテーマにした分科会を開き、このうち「第2期計画に向けて」の分科会では県と相模原市の取り組みを報告すると共に、森林環境税導入の先行県で計画改定を行った高知県、鳥取県の職員と意見交換、相模川上流域の山梨県職員を意見交換もはかった。そのうえで最後に金澤氏をコーディネーターに全体会を開き、分科会報告と総括シンポジウムを通して今後の施策について議論を深めた。

 

[相模原市]
民間スポーツジムで高齢者支援
「介護予防実践のきっかけに」と

 相模原市は介護予防事業を活性化するための高齢者向け支援事業として、2月6日から民間施設における筋力トレーニング体験会を始めた。
 民間のスポーツジムのマシーンなどを使って介護予防を実践するきっかけにして欲しいと始めたもので、メニューは①オリエンテーション②健康チェック③準備運動④機器の説明⑤各種トレーニング体験⑥整理運動⑦講義などで、体験会を行うのは相模原ドルフィンクラブ(橋本1—4—1)、ワールドウィング町田アネックス相模原(清新5—24—12)、コナミスポーツクラブ橋本(西橋本5—1—1、ラ・フルール)の3施設。
 各施設とも定員10人を満たしたそうで、市は1人につき1回2000円の奨励金を交付する。この延長で2009年度も週1、2回で3カ月間のコーストレーニング教室を計画しており、行政と民間が一体になったこの種の取り組みは全国的にも珍しい試みという。
 6日に体験会を始めたのはドルフィンで、このあと20日、アネックスは2月16日と19日、コナミは2月20日と27日、3月6日に行う。問い合わせは介護予防推進課。電話042−769−9249。

 

[イベント情報]

●伊勢丹相模原店がヴァレンタイン2009
 2月14日に本館・A館・B館各階でセールを行い、本館2階のギャラリースクエアでは15日までヴァレンタインステーションを開設、世界各国のショコラを取り揃え、一流パティシェによる逸品や老舗ブランドの名品などを販売している。
 コディバのラブプロムナードコレクション(10粒入り2940円)、ベルアメールのボヌールパレショコラ(7枚入り2100円)、デメルのトリュフ(4個入り1260円)、ステットラーのパヴェ・ド・ジュネーブ(6個入り1680円)、メリーのエスプリドメリー(20個入り2100円)などで、本館7階のレストランKIHACHIでは14日までシェフ特製デザートプレート「AMORE」(2人前2100円)をランチおよびディナータイムで提供している。

●21日に県央フォーラム「食の安全・安心に向けて」
 午後1時30分から相模原市産業会館多目的ホールで開く。県立保健福祉大学准教授の河原芳和氏が「食の安全・安心に向けた地域の連携」をテーマに講演したあと、よしみ農園、相模原市消費者団体連絡会、(株)三和が事例を発表、河原氏をコーディネーターに意見交換する。この参加者を県央県政総合センター県民課相模原分室が募集している。問い合わせは電話042−755−1121。

Copyright (C) 相模経済新聞社