2009年(平成21年)
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1月19日 月曜日

【トップセールスに挑む】
「独自の整骨術による根本治療掲げ30年」
パスト整骨院院長・柔道整復師 向芝義明さんに聞く

 川崎市出身で日大経済学部に学んだが、20歳前後にはプロの役者を目指して活動し、映画だけでなくテレビ番組でも中村雅俊主演の学園シリーズ作品などに顔を出した。当時の仲間とは今でも付き合いがあるという。
 その後、テレビ局での裏方の仕事、医療機器や健康食品販売の会社経営などを経て、一生の仕事探しを兼ね健康セミナーを開きながら全国を歩いた。
 「行く先々で気付かされたのは慢性疾患に苦しむ人が多いということだった。ヘルニア後に半身不随になった人が少なくないのを知り、これはまずい、根本治療を普及させなければと考えた」
 この思いを支えに28歳のときから2年間柔道整復師の学校に通い免許を取得した。実は自身も20歳のとき圧迫骨折を経験し、半年かけて体の麻痺を完治させてくれた整骨師への感謝の念も深層にあった。
 1978年に相模原市共和で開業。「患者にとって本当に大切なのは、優しい治療でなく急所を攻める治療。対症療法でなく根本治療」という発想に基づく独自の療法は、慢性の腰痛や背中の痛みなどの悩みを訴える患者に一陽来復の思いをもたらす実績を積み上げ、「痛いけどいいよ」との評判を広め、保険外の治療を求めて来院する人の数が次第に増えた。
 「患者が求めているのは機械を使えばどこでもできることより、ウチにしかない技術で根本から治す療法。治癒にいたる最も効果的な手順を探るために徹底した話し合いを心がけ、その患者のいちばん根本の疾患がどこにあるかを的確に把握するためにイマジネーションを磨くことにも努めている」  創業地で10年、千代田で10年、現在地で10年の経営を経た今も、この信念は変わらない。心を開いた対話を通じて患者の治癒への気持ちを高める姿勢は、治療中の活発な言葉のやりとりが醸す院内の活気に満ちた雰囲気にも表れている。
 その一方、「施術は治療の半分。あとの半分は規則正しい生活から生まれる。十分な睡眠をとり、ビタミン、ミネラルをしっかり摂取してほしい」とアドバイスしている。
 県柔道整復師会相模支部(57人)に所属し、支部長も経験した。輪番制で休日当番のボランティア活動も行っている。当然のことながら後進の育成にも取り組んできた。ただ、その方向性は単なる技術の習得ということにとどまらない。弟子にも自分独自の技術を開発し、誇りを持って治療にあたる基盤を構築することを求めている。それによっておのずから経営者としての感覚も養えるという発想だ。
 今後の医療のあり方について「人間の病を根本から治すには東洋医学と西洋医学を一体にした療法の確立が必要。何より患者本位の医療こそ将来のあるべき姿だとつくづく思う」と熱く語る表情に、独自の道を切り開きつつ30年を歩んだ柔道整復師の誇りと自信がみなぎる。

 

[相模原市印刷協同組合]
「相模原市印刷広告協同組合」に名称変更
デザイン技術を活かし活性化図る

 相模原市印刷協同組合(中央3—7—5、重久正次代表理事)は12月1日、名称を「相模原市印刷広告協同組合」に変更した。
 同組合は市内で印刷業を営む業者で1996年に発足、市立小中学校のPTA広報誌の作成講座を手がけたり、市アダブト制度にも参画するなど地域貢献活動を展開してきた。
 その一方で、2007年度には市民全世帯配布の暮らしのガイドブック「ナイスガイドさがみはら」の発行に際しては広告集めを行い、このあと市民桜まつりのパンフレット作成に際しても企業広告の作業を担った。
 そうした経緯から地域の活性化に向けて広告活動でも貢献しようと協同組合名に「広告」をつけ加えたもので、印刷業に欠かせないデザイン技術を活かして広告活動につなげる意図もあるという。
 ちなみに、県下の印刷組合で「広告」の名称を冠するのは初めての試みになる。

 

[大和市]小中学校の給食費を値上げへ
4月から300円増

 大和市は4月から学校給食費を11年ぶりに月額で300円値上げする。食材が上昇し、2008年9月現在で前年度比3.9パーセントアップし、2009年度もパンや米、牛乳の値上がりが予想されているのを背景に昨年10月と11月の2回、市PTA連絡協議会六人、小中学校長3人による学校給食費検討委員会(貞廣俊和会長)の検討結果を踏まえて決めたもので、小学校が月額3700円から4000円、中学校が4150円から4450円にする。
 ちなみに、県下19市の中で給食費の値上げを検討したり決定しているのは大和市を含め15市で、隣接する相模原市や藤沢市でもすでに決めている。

1月20日 火曜日

イベント情報

●南正雄展
 1月31日まで相模原市古淵2−3−7のギャルリーヴェルジェ。電話042−776−6375。

●木の生活具展—飛騨高山と奥多摩の木工作家たち
 1月25日まで相模原市千代田2−2−15のギャラリースペース游。漆作品やランプ、おもちゃ、アクセサリーなど木工作品展示。電話042−856−1990。

●縄文の世界〜平田篤史作品展
 1月28日から2月8日までギャラリースペース游。

●フォトシティさがみはらプロの部入賞作品展
 2月3日から16日まで新宿ニコンサロンbis(東京・新宿エルタワー28階ニコンプラザ新宿内)。さがみはら写真賞受賞の中野正貴「MY LOST AMERICA」など展示。電話03−3769−7953。

●相模原市視聴覚ライブラリー特別上映会「蟹工船」
 1月31日と2月1日各午前10時、午後2時からの2回、市立図書館2階視聴覚室。小林多喜二の原作を山村聡の脚本・監督で映画化、近年再び脚光を浴びている作品で入場無料、高校生以上対象で先着40人。電話042−753−2401。

●なつかしい学校と遊び
 1月24日から5月10日まで相模原市立博物館特別展示室。①家庭の子どもたち②子どもたちの遊び③学校の子どもたち④探しています「昔のくらし」の構成。「昭和の遊び、道具にチャレンジ!」や「ボンネットバス見学」「記念講演会」なども行う。電話042−750−8030。

 

[豊国屋と相原高校のコラボ第2弾]
合格記念グッズ「梅★(ぼし)天神」販売開始

 受験シーズンにぴったりの合格祈願グッズとして昨年、県立相原高校とのコラボで干し納豆を開発、販売して大きな話題となった豊国屋(相模原市新戸3024)が、第2弾として乾燥梅肉を使った「梅★(ぼし)天神」を開発し、新春早々販売を開始した。
紀州南高梅の梅干を細かくフリーズドライした商品。今回も相原高校の生徒が制作した梅の花の図案をラベルにした。裏面には「梅は百花のさきがけ」とプリントしたシールが貼られ、合格祈願のメッセージ欄も用意されている。
12月27日には同店の岡本政広さんがラベル1000枚を地元の当麻天満宮に持ち込み、宮司のお払いを受けた。岡本さんは「酸っぱい梅の味で頭をすっきりさせて勉強に励み、受験を乗り切ってほしい」と話している。
内容量は30グラム。製造は(株)西山(和歌山県)。価格は1袋500円。www.sagamizakura.com

 

[相模原市]
南台団地ほか4地区に障害活動支援センターを配置

 相模原市は市立障害者地域活動支援センター条例案を2009年の市議会3月定例会に提出、市内4地区に同センターを配置する。
 精神障害者の不安や悩み、憩いの場として提供し、社会参加を促し日常的な生活支援にあたる障害者自立支援法に基づいたセンターで、中央地区にはNPO法人に委託して運営している「カミング」が所在するが、南部地区では(仮称)市営南台団地D棟一階に合築する計画を進めており、北部地区では橋本駅周辺、津久井地区では相模湖町を候補地に整備する。
 このうち南台団地の合築施設は延べ床面積が387.32平方メートルで、フリースペース、キッチン、ダイニングルーム、相談室、静養室、多目的室、喫煙室、浴室、洗濯コーナーなどが設けられ、付帯設備として専用駐車場五台分と同自転車置場22台分も併設される。定員は30人で、2010年4月1日の開設を予定している。
 また、管理、運営には公募による指定管理者制度を導入する。

1月21日 水曜日

[相模原市]
地域建設業経営強化融資制度始まる
2011年3月までの時限措置で

 相模原市は1月5日、市発注の公共工事を受注した建設企業が請負代金債権を担保に融資を受けられる地域建設業経営強化融資制度を始めた。
 工事請負代金債権に関して未完成部分を含め流動化を促し、建設企業の金融円滑化をはかるのが狙いで、対象の建設企業は公共工事を受注、施工する中小・中堅元請業(資本金20億円以下、従業員1500人以下)。
 仕組みは建設企業が発注者の承諾を得て工事請負代金債権を事業協同組合または一定の民間事業者に譲渡すると、同組合等は財建設業振興基金の保証を受けて金融機関から転貸資金の調達を受けて企業に転貸融資を行い、事後に発注者から工事代金を受け取るもので、一方で同組合等と保証事業会社の連携により保証会社が保証すると、金融機関が建設企業に融資する。
 これにより、建設業振興金と保証事業会社の両債務保証が利用できるので、出来高を越えた融資が受けられるという仕組みで、2011年3月までの時限措置として実施する。
 ただし対象外の工事もあるので、詳しくは市財務部契約課 電話042−769−8217(直通)。

 

[建設関連団体連絡協議会]
200人が賀詞交歓会で祝杯
「若年者雇用チャンス」景気影響を力説

 社団法人相模原市建設業協会をはじめとした市内の建設関連団体連絡協議会(会長・篠崎栄治建設業協会会長)の賀詞交歓会が1月8日午前11時30分から市けやき会館で開かれ、約200人が集い祝杯をあげたが、不況をチャンスととらえるあいさつもあって意気軒昂だった。
 関連団体は建設業協会と設計協組、管工事協組、電設協組、造園協組、測量事業協組、道路安全施設業協組、塗装協組、津久井建設業連絡会の9団体で、冒頭あいさつに立った篠崎会長は、不況による非正規労働者らの解雇問題などに触れながら「人口の1割以上が携わる基幹産業の建設関連業界は景気回復に多大な影響を持っているので、公共事業本来の意図をもう1度よく考え、雇用の拡大につなげていかなければならず、若年労働者が不足している我々業界にとって今が新規雇用のチャンス」と強調した。
 また、来賓として臨んだ加山俊夫市長はこの日に立ち上げた市緊急経済対策本部の施策に触れて、公共事業の前倒し、職を失った非正規労働者の臨時雇用や住宅の提供、利子補給による資金需要対策などをあげながら「とにかくなんでもやろうというつもりで、足りないものがあれば意見を寄せて欲しい」と呼びかけた。同時に2010年4月の政令市移行やJR東海によるリニア中央新幹線にも触れて「今年中にリニア駅を決めるという話なので、駅誘致にも全力投球で臨む」と語った。
 このほか、市議会の稲垣稔議長、赤間次郎、亀井善太郎、谷口和史各衆院議員、県議会の榎本与助議長、相模原商議所の河本洋次会頭らが祝辞を述べた。

 

[県農業技術センター]
県津久井合同庁舎で加工品展示・交流会
農業者70人が参加

 県農業技術センター北相地区事務所(相模原市相模湖町寸沢嵐)は市内で農産物加工品の製造、販売に取り組む農業者のため農産物加工セミナーを行っているが、この受講者が加工品を一堂に持ち寄って販売方法などで意見交換を行う加工品展示・交流会を1月20日午後1時から県津久井合同庁舎で開いた。
 ゆずジャム、こんにゃく、津久井在来大豆みそなどの加工品を展示する一方、売れる農産物加工品づくりと今後の販売戦略について意見を交換するもので、すでに製造販売しているか、今後考えようとしている農業者約70人が参加した。
 昨今は新鮮で安全な農産物を求める消費者が増え、加工についても関心が高まっていると言われており、同センターはこうした展示交流会を通して売れる商品づくりや消費拡大、新規取り組み者の増加を目指す考えだ。

1月22日 木曜日

[相模原商工会議所]
賀詞交歓会に200人が出席
市内中小企業への支援を強化

 相模原商工会議所の2009年賀詞交歓会が1月14日、市立産業会館で開かれ会員、来賓合わせて約200人が出席した。
 冒頭、あいさつに立った河本洋次会頭は世界的な不況の影響でわが国経済も金融危機、円高、非正規社員の雇用などさまざまな問題が生じていることに憂慮を示しながらも、「このピンチをチャンスに変えるのが商工会議所の使命と認識している」と語り、すでに実施している窓口相談の時間延長などにより市内中小企業への支援を強化する考えを強調した。
 また、同所が昨年、関東経済産業局賞を受賞した、中小企業の課題解決に向けた地域力連携拠点事業にいっそうの力を注ぐ方針を示し、政令指定都市移行を民間の立場で推進する市民協議会事務局としての活動にも言及した。さらに、小田急線の延伸、さがみ縦貫道の市内2カ所に設けられるインターチェンジ周辺の開発、期待されるリニア新幹線の市内駅設置などを挙げて、「市の産業振興への多くのファクターがある」と力説。
 最後は「中小企業を取り巻く環境は厳しいが、会員、利用者の立場に立った活動を展開し、相模原商工会議所がより躍動感あふれる団体となるよう努力していく」としめくくった。
 次いで来賓を代表して加山俊夫市長、稲垣稔市議会議長らがあいさつし、この中で加山市長は1月8日に設けた市緊急経済対策本部を中心にした中所企業支援対策に言及した後、「全国から見ても重要なプロジェクトが本市に集中している」と述べ、「さがみ縦貫道インター周辺に4つの工業団地を建設する計画を検討している。また、今年になってリニア駅の市内設置に展望が開けた。県と協議しながら推進していく」と語った。
 引き続き来賓紹介と乾杯に続いて出席者が和やかに歓談した。

 

【Sokei短信】

●相模川寒中水泳大会で158人が初泳ぎ
 市水泳協会の主催により48回目の大会として1月1日午後0時30分から相模川高田橋下流域で行われ、気温13度、水温10度という好天のもと市内外から158人が参加。ハチマキ姿の泳ぎ手は最初は川上から川下の約50メートル泳ぎ、続いてもう一度川に入り船上に固定された的に矢を放った。その最初の矢がみごと的中すると川岸の観客1100人から歓声があがった。参加者の最高齢は71歳の佐藤常子さん(淵野辺)、最年少は3歳の丸山凛琉ちゃん(田名)、最多出場は41回目の木下泰雄さん(55、大島)だった。

●相模原市民元旦マラソンに774人
 市民走ろう会の主催により1月1日、下溝の麻溝公園競技場と周辺外周道路で行われ、1.5キロのコース(小学生・ファミリー)に380人、3キロに112人、5キロに280人が参加。今年で33回目を数え、参加者の最高齢は70歳、最年少は2歳だった。

●大和市制50周年記念第51回駅伝大会に164チームが参加
 大和スポーツセンターをスタート、中継所、ゴール地点と周辺コースで1月11日に行われ、一般Aの部を皮切りに午前8時40分にスタート、一般Bの部に元オリンピック選手の宇佐見彰郎さんの率いるゲストチームが参加し花を添えた。結果は地区対抗の部で渋谷西地区Aが1時間40分20秒、一般Aの部で海老名2009Aが1時間39分21秒、同Bの部でチーム★バチスタが50分42秒、中学生の部で希望が丘中が55分25秒でそれぞれ優勝した(ちびっこの部は順位なし)。

●相模原市が「はたちのつどい」を3会場で開催
 1月12日、グリーンホール相模大野(4部制、旧相模原市と城山町)、津久井文化福祉会館(津久井町、相模湖町)、県立藤野芸術の家(藤野町)の3会場で7711人(前年比142人増)を対象に行われた。その目玉となったのが新成人15人が出演する記念映画「ハタチのオモイ」で、新成人15人へのインタビューで20年間の社会の移り変わりのシーンを織り交ぜながら仕事や趣味、若者の夢や希望、感謝の思いなどを描いた作品。また、各会場では新成人の実行委員会が組織され、グリーンホール相模大野では「H20オールスターズの門出」、津久井文化福祉会館では「Hatachip☆sTar」がイベントを取り仕切った。

●やまと成人式に1431人が出席
 1月12日に大和スポーツセンターで行われ、1996年から著名人の講演をといったスタイルから旧友と再会して昔話に花を咲かせる立食パーティーに変更、今年も青年会議所、商議所青年部、母親クラブ連絡協議会、市青少年指導員連絡協議会、公募による新成人代表らによる実行委員会の主催で行った。その第2部では海外旅行宿泊券や国内ペア宿泊券などが当たる抽選会が行われ、当選者が決まると会場は大きな歓声で沸いた。また、会場内には今年も託児所が設けられ、3件の利用があり新成人同士の寺内良さん、ひとみさんの夫婦は2歳5カ月の息子の唯斗ちゃんを預けて出席、「託児所があるので安心です」と顔をほころばせながら式典会場に向かったという。

 

[市に木彫作品を寄贈]
相模原市芸術家協会会長の陶山定人さん

 相模原市御園に住み日展参与、日本彫刻会運営委員のほか相模原市芸術家協会会長も務める陶山定人さんが昨年暮れに加山俊夫市長を訪れ、市に木彫作品「清爽」(せいそう)を寄贈した。
 陶山さんは昭和元年、広島県生まれの82歳で、1948年に日展初入選後、1975年と76年に日展特選を受賞。1999年には相模原市民文化彰を受けた。
 寄贈した作品は早春の朝にたたずむ若い女性の美しさを繊細に表現した木彫で、陶山さんは「日展初入選からちょうど60年という節目の作品で、相模原の芸術文化振興のお役に立てれば」と話している。寄贈を含めた市の美術収蔵品で木彫は初めてという。

1月23日 金曜日

[写真で相模原を記録する会]
今月末まで作品募集
4月の市民桜まつりで展示

 写真で相模原を記録する会は毎年、前年に市民が撮影した地域の姿、行事、子どもたちの生活、風俗、ファッションなどの写真を募集しているが、今年で13回目を数え2008年中に市内で撮った作品を1月31日まで募っている。
 作品はキャビネまたは2L(モノクロ・カラー不問)で、作品の裏に応募票を貼って〒229−8511 相模原市中央2—11—15、相模原市文化国際課気付の同会に送付。1人10点まで受けつける。応募作品は返送せず、今年4月の市民桜まつりで展示する。問い合わせは石井篁さん電話042−753−2769。

 

[相模原市]国保内郷診療所
相模湖老人福祉センターほかを再整備へ

 相模原市は相模湖内郷地区の国民健康保険内郷診療所と相模湖老人福祉センター、さがみ湖リフレッシュセンターの再整備に2009年度から着手する。
 内郷診療所および老人福祉センターが建設後30年以上経過し老朽化しているため、2007年8月にこれら3施設のあり方を検討する地元組織が発足、同年11月に提出された提言書を受けて改修等整備案を策定した。
 これにより、2009年4月から6月にかけてリフレッシュセンターの一部改修を行い、老人福祉センターの機能を統合、同年6月末に老人福祉センターを廃止し、10月から2010年3月にかけて解体する。そのうえで2010年4月から2011年1月にかけて老人福祉センター跡地に新診療所を建設し、2月に開設、と同時に旧診療所を解体し跡地に駐車場などを整備する。
 これに伴い、2009年の市議会3月定例会に老人福祉センター条例の1部改正案を提出する予定だが、これらに要する建て替え工事費や改修費などとして2億6300万円を見込んでいる。

 

[大和市]
世界人権宣言60周年記念「人権を考える集い」開催
“夜回り先生”の講演も

 大和市と同市人権擁護委員会(伏見暢子会長)による世界人権宣言60周年を記念した「人権を考える集い」が1月10日、市保健福祉センターで行われ、約400人が集い、中学生人権作文コンテストや同人権ポスターの表彰式が行われたほか、「夜回り先生」として知られる水谷修氏による講演に耳を傾けた。
 作文コンテストは市内9校から寄せられた611点の中から優秀作品14点を表彰、そのうち特に優秀な作品3点を生徒が朗読。そのうちの1人、竹下菜穂さん(引地台中3年)は「ちがい」をテーマに人との違いによって差別するのではなく、一人ひとりの〝ちがい〟に良さを見つけて認めあう大切さを訴え、会場の共感を呼んだ。
 また、厚木人権擁護委員協議会(厚木、秦野、大和、伊勢原、海老名、座間、綾瀬各市と愛川町、清川村)が管内の中学校から募った人権ポスターでは、「大好きです。あなたの笑顔」の標語と共に笑顔にあふれた4つのヒマワリを描いた河村葵さん(鶴間中2年)が最優秀賞を受賞、このほか、大和市の中学生による入賞作品3点も選ばれ同センターのロビーに展示された。
 第2部では水谷氏が「さらば哀しみの青春」をテーマに講演、「夜回り」と呼ばれる深夜の繁華街のパトロールで触れ合った若ものたちとの実体験に基づいた訴えに会場から感動の拍手が送られた。

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