2008年(平成20年)
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7月21日 月曜日・祝日

 

 

 

7月22日 火曜日

[大和中央西口商店会]夏の風物詩・風鈴まつり定着
7月26・27日/東口では神奈川大和阿波踊り

 大和駅東口プロムナードをメイン会場に今年も7月26日と27日に神奈川大和阿波踊りが行われるが、これに合わせて同駅西口では14回目を迎えた風鈴まつりが開かれる。ダイナミックな阿波踊りが目立つだけに影が薄くなりがちだが、東口の喧騒とは対照的に風鈴が奏でる清涼なイベントだけに夏の風物詩として定着、近年は家族づれなど訪れる人が増えているという。
 「西口風鈴まつり」は大和中央西口商店会(石川健次会長、会員55人)が主催しており、14年前に当時の商店会長の縁で江戸風鈴を製造する篠原風鈴本舗(東京都江戸川区)を知り、これを契機に大和の夏の風物詩にしようとまつりに仕立てあげたのが始まり。
 風鈴には産地によって江戸、南部、瀬戸、松笠といった種類があるが、鉄や瀬戸物が多い中で、唯一硝子製なのが江戸風鈴。透明な硝子の内側に絵を入れ、音を生かすために下部の縁にギザギサを採り入れているのが特長という。
 まつりでは同商店会が設けたブースで江戸風鈴を中心に他の風鈴をまじえて800個を用意、400円から3000円で販売するが、この売上高が概ね20万円から30万円になるという。これに合わせて近年は小学生向けの風鈴絵付けコンテストも行っており、家族の関心も高く評判になっている。
 このほか、フリーマーケットで53ブース、飲食関係で10ブースが出店、商店会による金魚すくいのイベントや協賛企業などによる商品などの無料配布も行われるが、1枚200円で外れなしのビンゴゲーム大会も人気を呼んでおり、このまつりを支援している大和商議所経営支援チームの森茂雄さんは、「阿波踊りが〝動〟なら風鈴まつりは〝静〟で、近年は阿波踊りを見たあと足を運ぶ子ども連れの家族や若いカップルなどが増えている。風鈴の音色には癒しの効果もあるので、多くの人にこの格別な味を楽しんで欲しい」と話している。

 

[リガルジョイント]研究開発棟落成式に100人
加山相模原市長らも出席

 研究開発(リサーチ&ラボ)棟を建設した(株)リガルジョイント(相模原市大野台1−9−49、稲場久二男社長)の落成式典と祝賀会が6月28日午前10時から同棟2階で開かれ、相模原市の加山俊夫市長ら市、県関係者、稲垣稔議長、赤間二郎衆院議員、商議所の河本洋次会頭ら来賓を含めて100人が出席した。
 式典では設計および建築業者に対する感謝状の授与などが行われた後、あいさつに立った稲場社長は、新棟のソーラーパネル蓄電システム、雨水貯水設備、冷温水蓄熱システム、微細噴水システムやオゾン事業の強化などに触れながら、「安全、安心、安泰、安堵、安寧」を提供する環境ビル」を強調、「環境の時代と言われる中でタイミングが良かったのかと思うと同時に変化が激しい新しい時代に合った新しいものを常に提供できるようにしていきたい」と述べた。
 続いて来賓の祝辞に移り加山市長は「技術革新の時代と言われる中で、オンリーワン技術を持つ企業は数多くあるが、相模原が誇るオンリーワン企業になって欲しい」と期待感を示した。また、商工労働部の小林部長は、「流体関係で高い技術を持っているので、さらに磨きをかけて欲しい。また地域作業所を抱え、新しい託児所を設けられのでCRでなお一層地域に根ざす企業にもなった」と称え、赤間議員は「建物もそうだが、発想自体がユニークだけに市内はもとより県内のリーディング企業として今後も成長していって欲しい」と語った。

 

[相模原市]市民ファンド「ゆめの芽」募金活動スタート
市民活動の活性化訴え、企業に協力呼掛け

 相模原市の市民・行政協働運営型の市民ファンド「ゆめの芽」の募金活動がスタート、企業などに寄付を呼びかけている。
 同ファンドは5月末の公開提案・選考委員会で決まった運営団体「NPO法人市民セクターゆめの芽」と市が協働で運営、市は集まった寄付金と同額(上限500万円)を支出する仕組みで、それによって市内で社会貢献活動を行う市民団体に対し必要経費の一部を助成金の形で支援し、市民活動のより一層の活性化をはかるのが目的。従って寄付行為自体も社会貢献につながる。
 これに伴い運営母体の同セクターは①助成金活用講座の開催②団体運営の支援③市民活動のつながりの輪の拡大④支援企業の紹介なども行い、2009年度の助成事業募集を12月頃に行う予定。
 寄付金は銀行に振込むか、「ゆめの芽」事務局(富士見6−6−1大賀ビル2F相模原法律事務所内)に持参する方法がある。問い合わせは、電話042−752−0885。

7月23日 水曜日

[桜美林大]今夏も市民参加型イベントを展開
7〜8月に淵野辺駅北口のプルヌスホールで

 JR淵野辺駅北口の桜美林大学プルヌスホールは、夏休みに合わせて7月と8月に小学生ダンスワークショップ「からだとあそぼう」を行う一方、市民参加企画の群読音楽劇「銀河鉄道の夜2008」を公演する。
 「からだとあそぼう」は昨年から始めた劇場であそぼうvolzとして7月27日と29日、8月2日と3日の4日間行い、最終日の4日午後2時から一般に公開する。
 相模原・町田の小学4年から6年生の男女16人が、1996年フランス・バニョレ国際振付賞、2001年朝日舞台芸術賞寺山修司賞の受賞歴もある振付家兼ダンサーの伊藤キム氏の指導を受けて体でダンスを体感する試みで、サポータとして演劇やダンスを学ぶ桜美林大生も参加する。一般公開は入場無料。
 一方、群読音楽劇「銀河鉄道の夜」も昨年に次ぐ2回目の公演で、8月23日から25日まで行う。昨年は2回の公演で約150人の客席に計400人を越す人が訪れ、アンケートで「夢を見ていたような不思議な感覚」「観たことのないスタイルの舞台と迫力」といった感動の声が寄せられたという。
 宮澤賢司の「銀河鉄道の夜」を同大総合文化学群准教授で音楽劇の脚本・作詞を手がける能祖将夫氏が群読用に脚色、オーデションで合格した23人が時には個性ある一人ひとりの声で、時には大人数の迫力に満ちた声で、しかもただ座って読むのではなく、駆け回ったり踊ったりし、それに生演奏の音楽や歌、パーカションを織りまぜて演出する。昨年同様に音楽を担うピアノの佐藤雅弘氏とパーカションのはたけやま裕氏も出演。昨年は2回だったステージを4回に増やす。
 料金は前売1000円、当日1200円で、問い合わせは同ホール・電話042−704−7133。

 

[相模原フィルムコミッション]映画ロケなどが急伸
前年度比2.6倍/2007年度は97件成立

 国内外の映画やテレビなどのロケーション撮影を誘致するため2005年10月に発足した相模原フィルムコミッションの対応件数が急伸、2007年度は合併に伴い藤野フィルムコミッションを統合した関係もあって問い合わせが513件だったのに対し97件が成立、前年度比で約2.6倍に達した。商店街や公園、小中学校、大学、野球場、プールなどを撮影現場にしたケースで、行政から委託を受けて活動している市産業振興財団の職員は急伸している要因を「制作会社のリピーターが増えているのと、首都圏の中で日帰りで撮影できるうえに自然に恵まれているからで、今後もますます増えていきそう」と話している。
 フィルムコミッションは映像を通して相模原市を市内外に発信、観光や地域振興に役立てるのが目的。このためロケ撮影の誘致活動にあたる一方、ロケーションガイドや各種許認可に関わる情報提供と連絡調整にもあたっている。また、撮影スタッフの弁当などロケ時に必要な支援情報とか、エキストラの確保などにも協力している。
 その対応件数で2005年度は半期だったため問い合わせが163件だったのに対し成立したのが25件。2006年度も344件に対し10分の1近くの37件にとどまったが、2007年度は513件に対し97件が成立、前年度比で約2.6倍と急伸した。
 一方、2002年度にスタートした藤野フィルムコミッションの場合は、統合前の2006年度までの5年間で問い合わせが344件だったのに対し84件が成立しており、相模原の2006年度の344件に対し37件成立の割合と比べ極めて高い成立度合になっている。この動きは統合後も同じで、津久井エリアのロケ撮影が目立っている。
 そうした3年間の成立件数のうち数多いのが①ドラマ51件②映画35件③バラエティ番組29件で、映画では2005年度に「ROUCH・ラフ」(東宝)が相模女子大、グリーンプール、「棚の陽」(単館系)が相模台商店街、2006年度に「そのときは彼によしく」(東宝)が光と緑の美術館、「犯人に告ぐ」(ショウゲート)が藤野総合事務所、2007年度に「象の背中」(松竹)が市内中学校、「ひゃくはち」(ショウゲート)が帝京大薬学部と相模原球場でそれぞれ撮影された。またキムタクが政治家に扮したドラマ「CHANGE」(フジテレビ)も市建設業協会などを舞台に撮影された。
 そうした撮影では会議シーンに市役所などを使ったりするが、自然を織りまぜたシーンとなると、滝がある所、電柱がない場所、森の中の一軒家といった注文があるので、津久井地域のロケが多くなるという。
 ちなみに、2008年度も4月と5月で問い合わせがすでに101件にのぼり、このうち成立したのはそれぞれ6件の合わせて12件になっているが、撮影現場に足を運ぶのは主として産業振興財団の女性職員1人で、夜中のロケにつきあうケースもあるため、てんてこ舞いの日々を送っている。

 

[ラポール千寿閣]
茶里人家(チャーリーハウス)がバイキング
北京ダックやフカヒレスープなど
全50種類の料理がずらり

 JR町田駅南口のホテルラポール千寿閣の中国料理レストラン「茶里人家(チャーリーハウス)」はオリンピックイヤーを記念して7月1日から食べ放題オーダーバイキングを始めている。
 8月31日まで行っているもので、全50種類の料理から選んで食べてもらう。北京ダックやフカヒレスープも提供する。制限時間は90分。土日祝日が午前11時30分から午後10時までで料理が大人3480円。平日は午後5時から10時までで料金は同2980円、小学生は土・日・祝日・平日とも980円、幼児は無料。電話042−749−1121。

7月24日 木曜日

[相模原市]景気対策特別融資の期間延長
原油・原材料などの価格高騰を背景に今年12月まで受付

 原油・原材料などの価格高騰を背景に相模原市は、今年1月から半年を期限に緊急対策として景気対策特別資金の対象者の拡充をはかってきたが、依然として先行き不透明感が高まっているため、融資対象者の資格要件を緩和する形で受けつけを7月から12月まで延長した。
 6月までの融資対象者は最近12カ月以内で連続して3カ月以上の売上総利益が前年同期比で5%以上減少しているなどの条件がついたが、「5%以上減少」を撤廃して「減少している中小企業および協同組合等」に切り換えたもので、融資条件は変わらず、利率2.2%のうち1.1%の利子補給が受けられるので、利用者は1.1%の負担で済む。
 融資限度額が運転および設備資金として2000万円(借り換えも可)を限度に7年以内の返済期間があり、信用保証料のうち70%以内の補助も受けられる。問い合わせは市産業振興課・電話042−769−8237か、相模原市産業振興財団・電話042−759−5600。

 

[県・神奈川R&D推進協]
7月25日に最先端技術の研究発表会
微小電気機械システム(MEMS)技術など

 県と神奈川R&D推進協議会は県内の大学による微小電気機械システム(MEMS)技術に関わる研究開発成果を紹介、質疑応答や名刺交換もあるエレクトロニクスフォーラムを7月25日午後2時から県産業技術センター(海老名市下今泉)で開く。
 MEMS技術はインクジェットプリンターの微小ノズルや自動車用エアパックセンサー、プロジェクターの投影素子、携帯電話のマイクなどの部品づくりに利用されている技術で、研究成果を発表する大学等は次のとおり。
 ▽MEMS技術の微小光学応用〜光ファイバ内視鏡から画像ディスプレイまで(東大生産技術研究所・年吉洋准教授)▽機能性を有する極細管創製手法の開発(東海大工学部精密工学科・槌谷和義准教授)▽コンビナトリアル技術を用いたMEMS材料開発〜薄膜金属ガラスを中心にして(東京工業大精密工学研究所セキュアデバイス研究センター・秦誠一准教授)▽ナノ構造体のMEMSへの応用(慶大理工学部機械工学科・三木則尚専任講師)

 

【イベント情報】

●水野幸子油彩画展
 7月31日まで相模原市松が枝町4−5の中島建設1FギャラリーCOMMUNE。女子美大短大造形科G・D教室卒の朝の会員画家で「薔薇のある静物」など展示。電話042−733−7000。
●住谷美知江展—水の中の風
 7月29日から8月9日まで相模原市古淵2−3−7のギャルリーヴェルジェ。電話042−776−6375。
●全天周映画「オープン・コア・アイズ〜エリーのふしぎな探険」
 7月19日から8月31日まで相模原市立博物館。特殊撮影、顕微鏡撮影の技術を駈使した映像の世界を紹介。同博物館ではまた、8月31日まで「とびだせ!未来のどうぶつたち」10月19日まで「未知の惑星Xをさがせ」も上映。大人500円(団体400円)、小人200円(同160円)。電話042−750−8030。
●企画展・みてみて津久井「ドキドキな自然」
 7月19日から9月23日まで相模原市立博物館。①神奈川最古の地層②渓谷の自然③神奈川の屋根丹沢④美しい里山⑤絶滅危惧生物をキーワードに記念講演、つくい探訪会(事前申込制)、展示解説などを行う。第2弾で「ワクワクな文化」を10月4日から行う。電話042−750−8080。
●臓器移植・災害支援第1回博愛まつり
 8月17日午後1時から相模原市体育館(市役所前)隣接駐車場。カラオケ大会、プロレス(有料)飲食販売、ミニSL乗車イベントなど行う。電話042−705−6880。

7月25日 金曜日

北丹沢12時間山岳耐久レースに約1500人
完走50%以下の猛暑の中、
最高タイムは宮原徹さん(静岡)

 第10回北丹沢12時間山岳耐久レース(杉本憲昭大会会長)が7月6日に相模原市津久井町の青根緑の休暇村を起点、終点とする44.37キロメートル(高低差1143メートル)のコースで行われ、男子1486人、女子140人の計1626人が参加したが、気温が30度を越す過酷な条件になったため、完走したのは半分以下の779人(47.9%)で、従来の平均80%を大きく下回った。
 男子39歳以下が午前6時30分、それ以外が7時にスタートしたレースで最高タイムを記録したのは男子39歳以下の宮原徹さん(静岡)の4時間43秒54で、この宮原さんと男子40歳代で優勝した森田光夫さん(神奈川)の2人が8月にマレーシアで行われる第22回キナバル山国際クライマソンに派遣され出場する。
 大会当日の受け付けは地元の青根の婦人会、同地域振興協議会、同体育振興会、藤野山岳会の計1100人がボランティアで行い、第一関門の神の川ヒュッテ、第二関門の神の川園地を中心にコース上では相模接骨師会、日赤山岳奉仕団、医師ら約250人がサポート。また、過酷なレースで水の補給が重要な課題になったため、コースの最高峰である姫谷では県山岳連盟がボランティアで大量の水の補給にあたった。
 各部門の3位までの入賞者と優勝タイムは次のとおり。
 [男子39歳以下]①宮原徹(静岡)4時間43分54秒②小澤友幸(神奈川)③平山賢一(神奈川)[同40歳以下]①森岡光夫(神奈川)5時間13分57秒②小林伸吉(神奈川)③久保田郁夫(東京)[同50歳以上]①井出和範(東京)5時間57分40秒②三浦裕司(北海道)③宮下弘文(山梨)[女子44歳以下]①桜井教美(東京)5時間44分秒40秒②森円佳(東京)③松浦真由美(埼玉)[同45歳以上]①吉田和枝(埼玉)7時間4分49秒②秋田秀子(秋田)③長尾好子(東京)

 

[アルプス技研]
中国・四川省の大地震義援金に100万円
会社と中国人技術者の社員らが拠出

 技術者派遣の(株)アルプス技研(相模原市西橋本、池松邦彦社長)グループの(株)アルプスビジネスサービス(相模原市西橋本1−16−18、宮坂近司社長)は7月16日、中国・四川省の大地震義援金として100万円を日本赤十字社に寄託した。
 同社は昨年、中国・大連の大学と提携して卒業生を受け入れるなど中国人の技術者約160人が在籍しており、その同胞のためにと会社と社員208人が拠出し義援金を集めた。
 ちなみに、同社の中国人技術者は派遣全体の約3分の1を占めている。

 

[相模原市]中小企業研究開発補助金交付
(株)ケイテックリサーチら6件採択

 相模原市は7月1日、2008年度の中小企業研究開発補助金交付で、新規4件、継続2件の計6件を採択した。
 同補助金制度は市内の中小企業を対象に大学などの研究機関による技術支援を受けて行う産学連携枠で200万円、市民サービスの向上につながる行政課題対応枠で300万円を上限に研究開発費の最大2分の1を補助するもので、新規の申請件数は過去最多タイの15件にのぼったが、この関係で6件中、産学連携枠が4件を占めた。採択された企業と研究テーマは次のとおり。(丸数字カッコ内は年間)。
 [産学連携枠]▽(株)ケイテックリサーチ(西橋本5−4−30・SIC内)プリント基板製造用ドライめっき技術の開発(新規②)▽(株)すばる光電子(西橋本1−27−12)温度制御機能付き超微細レーザ加工装置の開発(新規①)▽日本サーモニクス(株)(田名塩田1−13−6)高周波加熱鉄材焼入れシミュレーション技術の開発(新規①)▽(株)FC−R&D(清新5−5−8)無電源地域監視用小型可般型燃料電池システムの開発(継続②)
 [行政課題対応枠]▽アート電子(株)(清新8−1−5)ディーゼルエンジン用燃焼効率向上装置の開発(新規①)▽(株)アイスリー(南台5−1−1)無電力による開き戸アシスト装置の開発(継続②)

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