相模原北消防署、相原文書が落成


02-2men  相模原市が整備を進めていた北消防署相原分署(同市緑区相原)の新庁舎が完成=写真。落成式が3月26日に開かれた。
 相原分署は、救急需要の拡大や庁舎の老朽化などに対応するため、2014年5月から建て替えを実施。建設費は約3億2200万円となった。
 建設地は、相原公民館の南側、約1784平方メートルの敷地。北方面隊第1分団第1部の詰所も併設した。
 新庁舎は鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積約398平方メートルと、旧庁舎の2倍強に拡張。大部屋だった仮眠室を9部屋の個室に分け、署員のプライバシーにも配慮した。
 廊下の壁面などに津久井産木材を使用。太陽光発電設備やLED照明などを備え、環境面にも配慮した。
 緑区内の消防施設では初となる自家用給油取扱所を設置し、地下にガソリンと軽油を4000リットルずつ備蓄できるタンクを埋設。自家用発電設備と合わせ、災害対策拠点としての機能を強化した。
 詰所は鉄骨造2階建て、延べ床面積約170平方メートル。訓練室と会議室の機能を兼ねる。車庫のシャッターに市立相原小6年生のイラストなどが描かれた。
 式典には、同小の児童約30人も出席。加山俊夫市長から代表の児童へ感謝状が手渡された。
 加山俊夫市長は「自然災害の大規模化、増大する救急需要への対応など、消防に寄せられる期待は大きくなっている。組織や施設の充実に努める」と話していた。  (2015年4月10日号掲載)

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