静科、集合住宅の「歩行音」軽減できる新素材開発/断熱効果も実現し、本格発売


 静科(大和市深見西)は、集合住宅などで階上の住人の歩行音を軽減できる建材を開発した。特殊な構造と素材により歩行によって生じる衝撃を吸収できる唯一の素材という。断熱効果も実現した。3月から本格発売を始める。初年度5000万円の売り上げを見込む。

「一人静グランド」と名づけた。立体図形を隙間なく並べ、強度を損なわずに材料を削減できる「ハニカム構造」を採用した。

 約5㌢四方、厚さ1・6㍉のパネルを直接床に敷くことで、衝撃音を吸収できる。コンクリート敷きに比べて、最大7分の1程度に抑えられる。

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