相模原橋本RC、片山右京氏が講演/夢や挑戦 反省振り返る


「次の世代に大切なことを伝えたい」と話す片山氏

「次の世代に大切なことを伝えたい」と話す片山氏


 相模原橋本ロータリークラブは5日、相模原市緑区橋本のHKラウンジで第38回例会を開いた。相模原市出身の元レーサー・片山右京氏(市名誉観光親善大使)を招いた講演を行った。
 テーマは「私の夢、挑戦、そして相模原」。F1レーサーになる夢を持ち、そして実現。引退し、冒険家になるまでの半生を振り返った。
 レーサーを志したきっかけは、高校生の頃に乗っていた400ccのオートバイ。「エンジンのパワーやスピードが引き金だった」と話す。
 高校を卒業した片山氏は家を飛び出し、筑波サーキット(茨城県下妻市)近辺の自動車工場に住み込みで働いた。「捨てられた自動車部品を回収し、状態の良いものは自分の練習に使った」と下積み時代を振り返った。
 片山氏がF1レーサーだった90年代は、アイルトン・セナ(ブラジル)やミハエル・シューマッハ(独)らトップレーサーが揃う黄金時代。「自分は世界一になれないと悟った。天才が天才と言われる裏で、相応の努力をしている」と、引退に至った心境について触れた。
 レーサーとしての現役時代と、引退後の活動を比較し「若い頃は悔しい思いをバネに走ってきたが、そういうエネルギーに頼ると疲弊して自分がだめになる。できることは小さくても、自分が必要とされる方が活力になる」と話した。
 片山氏は今後について、「自転車を通して、次の世代に大切なことを伝えたい」と話す。「強い人間とは、寝不足や疲れていても、誠実にやさしくできる人だ」と訴えた。
 同RCの古橋功順会長は、あいさつの中で「3月は識字率の向上月間となっている。橋本RCでも、発展途上国を支援していきたい」と抱負を話した。 (2015年3月20日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。