日相印刷が商品化、相模原のパズル発売/市制60周年を記念


幅広い年代層に楽しんでもらいたいと話す荒井氏(左)

幅広い年代層に楽しんでもらいたいと話す荒井氏(左)


 印刷や企画デザインの日相印刷(相模原市南区麻溝台)はこのほど、同市のPRと市制60周年記念商品として、遊びながら学ぶパズル「ぴーしーず」の発売した。紙に触れることで、感覚器官や脳を刺激する「紙触効果」も期待している。 (芹澤 康成/2015年1月20日号掲載)
 「ぴーしーず」は、相模原市の22地区と、3区のシンボルマーク、マスコットキャラクター4体の計29ピースで構成。地区型のピースは3区のイメージカラーをベースに、地区名のみが書かれている。
 「鉄道路線図や特産物などを描かなかったのは、各ピースの意味を無限大に広げたかった」と、同社プランニングマネージャーの荒井慶太氏。
 基本の遊び方は、各地区の名前と形を頼りに並べていき、相模原市の形を完成させるもの。時間を計り動画サイトなどに投稿することで、1分以内で完成させる「レジェンド市民」認定を目指すもの。
 購入時に無料で配布する「ぴーしーずカード」を組み合わせることで、「かるた」ゲームもできる。カードの裏面に書かれた問題を読み上げ、答えとなる地区のピースを選ぶことで、地域の特色を遊びながら学ぶ。
 カードの種類は「サクラ(ピンク)」「ブルー」「グリーン」の3色。ピンクは小学生低学年以下向けで、ブルーが小学生高学年以上とレベル分けされている。グリーンの裏面は白紙で、自身で調査した情報などから問題を書き込む。
 同社は、「さがみはら」をブランド化することで、自社もブランド化しようとする「相模原WIN―WIN計画」を掲げている。その第一弾として、教育・文化・福祉の活性化につながるものを制作したという。
 新井氏は「子供から高齢者まで幅広い年代層に楽しんでもらえる製品とした。相模原市を盛り上げ、より良い地域づくりに役立ちたい」と話していた。
 価格は800円。同市のアンテナショップ「SAGAMIX」をはじめ、市内の文具店や書店、北里大学売店などで取り扱っている。

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