大森産業、建設廃材の再生資源化で35年


建設廃材を再生する工場

建設廃材を再生する工場


 大森産業(相模原市中央区高根)は、約35年前に県内で解体工事などで発生する建設廃材の再利用に成功した企業だ。
 同社は中間処理業者として、建物の解体や道路工事の現場からコンクリートやアスファルトなどの廃材を回収。用途別・サイズ別に3種類に分別し粉砕・粒度調整した後、アスファルトの再生骨材や再生砕石などとして出荷する。
 森山謙徳社長は建設作業員として、廃材が山間部などに不法投棄される様子を目の当たりにした。資源が少ない日本にとって、「使い捨て」から「再利用」への転換が急務だと考えた。孤軍奮闘の結果、事業化に至ったのが建設廃材の再生資材化だった。(2015年1月1日号掲載)

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