建設業の土肥さん、人生とともに歌あり/カラオケクラブを創設


「歌を通して夢を与えたい」と話す土肥さん(左)

「歌を通して夢を与えたい」と話す土肥さん(左)


 住宅基礎工事や土木工事を請け負う土肥土木(相模原市中央区上矢部5)の土肥幸人社長は、「相模原カラオケ夢クラブ」を立ち上げた。高齢者の憩いの場となり、歌を純粋に楽しんでもらうことが狙い。
 代表は土肥社長が就任。今後は高齢者施設などでショーの開催なども行う予定。「歌を通して聞き手に夢を与えたい」と話している。
 舞台セットは本業の大工仕事を生かし、すべて手作りだ。装飾品も趣味で作成している流木のオブジェを配置した。
 先日も、全国から〝のど自慢〟が集うカラオケ大会に出場し、準優勝のトロフィーを獲得した。人生とともに〝歌〟が必ずあった。
 土肥代表は1948年、熊本県錦町で生まれた。音楽をはじめたきっかけは、祭り好きな母の影響だった。「娯楽の少ない農村部だから、歌や三味線で騒いで楽しんだ」と土肥代表。
 本業の建設業は、老舗和菓子店や材木商、長距離トラックの運転手などをさまざまな職業を経て、36歳で独立開業。相模原市内の小さな借家で、建設作業なら何でも請け負う個人事業主としてスタートさせた。(2014年10月1日号掲載)

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