ロボット産業特区、市内に「実証フィールド」/県立新磯高校跡地に


ロボットにより無人運転されるパワーショベル

ロボットにより無人運転されるパワーショベル


 県は、県立新磯高校跡地(相模原市南区新戸)で生活支援ロボットのプレ実験フィールドとしての運用を開始した。ロボット産業の活性化を目指す「さがみロボット産業特区」(10市2町が対象)の新たな実験拠点となる。 
 校舎やグランドを大学や企業に貸し出し、プレ実験ができる場を提供することにより、ロボット開発を加速させる狙いがある。 
 実証実験はこれまで、完成品を特区内の病院や公道で行われてきが、開発者から、「初期段階でも実際の現場に近い環境で実験を行いたい」との要望に応え、同校を開放したという。
 当日は、5種類のロボットの実証実験が開始された。校舎内では、障害物を自動で避けて走行する車イスや災害時に遠隔操作で災害現場を調査する車両などの動作を確認した。
 一方、グラウンドでは、重機を動かすロボットや放射線を計測するロボットの操作方法を検証していた。
 視察に訪れた黒岩祐治知事は「県立新磯高校跡地を実験場としたことで、開発が加速できれば」と述べた。(2014年6月20日号掲載)

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