大和市、3学期制を復活へ/市立の全小中学校で


 大和市教育委員会は、2015年度からすべて現在の市立小中学校(小学校19校、中学校9校)で、2学期制から3学期制に戻すことを発表した。
 市教委からは「通知表が増えることで、児童の学習意欲につながるのではなかい」と話していた。
 大和市は、学校5日制による授業時減少を補おうと、04年からモデル施行を行い、06年から全校で実施した。
 ただ、市議会や市民からは、「長期休業前に通知表を渡すことができず、子どもの成績が把握しづらくなった」などの声が上がった。
 こうしたことを受け、市教委は13年度に、校長や市教職員で構成する検証協議会を立ち上げた。市民や保護者、教職員からアンケートなどを実施。昨年度の保護者アンケートでは約1万人が回答し、「2学期制が良い」としたのが19%だったのに対して、「3学期制が良い」は45%だったという。
 市教委によると、昨年度時点で、県内で2学期制を導入しているのは川崎市や平塚など10市町のほか、3学期制は伊勢崎市や18市町村あった。(船木 正尋/2014年5月1日号掲載)

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