大和の地層科学研が小型地震計を開発/震災きっかけに着手


大和のベンチャー企業がこのほど、企業や個人向けに小型の地震計(加速度センサー)を開発した。地震データを継続的に計測することで、防災に役立てるのが狙い。普及を目指し価格も1台数万円に抑えた。

開発したのは地層科学研究所(大和市上和田)。地震計は「ジオスティック」と名付けた。

東日本大震災をきっかけに「防災に貢献するために開発に踏み切った」と里優社長。加速度センサーやプログラムの改良を重ね、約1年半を掛けて完成させたという。

ジオスティックは約4㌢×5㌢。建物の床に固定して使う。地震が発生すると、計測データをSDカードで保存。USBケーブルでパソコンにつないで確認することもできる。

すでに、耐震住宅を手掛けるハウスメーカーへの試験導入が始まっているという。

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