さがみロボット特区、相模原で実証実験/災害調査車両をテスト


三菱重工などが開発中の水陸両用ロボット

三菱重工などが開発中の水陸両用ロボット


 地域のモノづくり産業活性化の切り札として注目されている「さがみロボット産業特区」の実証実験が、相模原市内でも始動した。県内ではこれまで厚木や平塚市内で実施されてきたが、相模原では「災害ロボット」分野での実証となった。市内に拠点を置く三菱重工業と東京工業大学大学院、同大学発ベンチャー企業の3者がこのほど、「災害調査車両」の走行テストを実施した。      (船木 正尋/2014年2月1日号掲載)
 1月21日、南区当麻の相模川河川敷。ロボット特区を進める県の担当者、地元・相模原市産業振興課の担当者らが注目するなか、実験がスタートした。
 視線を集めていたのが開発中の「アールクランク」。両手で抱えられるほどの大きさだ。これが災害時に散乱した瓦礫の上を走行し、生存者の確認をする。

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