相模工業、火薬を使い人命救助/解体現場で実証実験


実験が行われた解体現場=南区相模台

実験が行われた解体現場=南区相模台


 建物解体業の相模工業(相模原市中央区由野台)などは、災害時に倒壊した建物などから、人命を救助するため、火薬を使って建物の一部を破砕する「制御発破」の実証実験を行った。
 旧市営新戸住宅(同市南区相模台)の解体工事現場で、市の立会いのもと、12月4日から3日間行われた。
 実験は、相模工業のほか、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)、カヤク・ジャパン(東京都墨田区)、東京消防庁による共同研究によるもの。
 消防庁を所管する総務省「消防防災科学技術研究推進制度」の委託を受け、救助活動を支援する技術の研究を行っている。
 この技術は、少量の火薬類で、コンクリート壁などを部分的に破砕する「ミニブラスティング」と呼ばれる工法。破砕サイズや方向をコントロールして、安全且つ迅速に小規模に破砕開口する。(2014年1月1日号掲載)

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