加山市長の一問一答/100年後見通す


質問に答える加山市長

質問に答える加山市長


 リニア中央新幹線の中間駅として、JR橋本駅南側に駅を設置する案が決定したこと受け、加山俊夫市長が報道陣のインタビューに応じ、駅周辺の再開発事業について語った。

 ―環境影響評価準備書が提示され、橋本駅周辺で決まりました。

 「大変うれしく思っている。駅設置の効果があるような街づくりを進めたい。50年、100年を見通した街づくりを目指していく」

 ―今後計画ができていくと思いますが、具体的なイメージは。

 「橋本駅は、北口が旧市街地だったので現在、スクラップ&ビルドで再開発が進んでいる。今回、リニア中間駅が南口に設置されるという形が出た。それを踏まえ、南北一体の町づくりを進めたい。南口は、県立相原高校、相模原協同病院もあるので、調整しながら進める」

 ―リニア中間駅が相模原市もたらすものは。

 「日本全体が疲弊しているなか、相模原だけではなく、首都圏全体を盛り上げることになる。この積み重ねが日本全体の経済力を押し上げていく」

 ―反対の声も聞かれますが。

 「初めて行う事業なので、周辺住民や市民の方々の心配もある。説明会を通して不安を払しょくし、事業の理解を得てきたい。意見があれば、県と一緒にJR東海に申し入れをしていく」

 ―津久井地域に車両基地ができますが。

 「駅と並んで市にインパクトを与えるような施設ができる。自然環境をしっかり保全していきたい。また、車両基地は観光資源になると思っている」(2013年10月1日号掲載)

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