薬王院の「双盤念仏」/一心不乱に念仏唱え


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 大和市無形文化財に指定されている同市上和田の薬王院の「双盤念仏」がこのほど、行われた=写真。

 同念仏は、無病息災、家運隆昌を祈って、双盤鉦という鉦と太鼓の音に合わせて念仏を唱えるももの。音声に抑揚をつけて長く引き伸ばして阿弥陀仏の名前を繰り返し唱える「引声念仏」の一種で、鎌倉光明寺の系統を引いているという。

 当日は、上和田薬王院双盤念佛保存会のメンバー、23人が参加し、鉦と太鼓の音に合わせながら一心不乱に念仏を唱えた。

 なお、同院の本尊・薬師如来像は秘仏で、12年に1度、寅年に公開している。次回の公開予定は2022年。

 この如来は、眼病予防の仏様としてあがめられおり当日、眼病予防に効能があるという根ショウガ「薬師生姜」が販売された。(船木 正尋・2013年9月20日号掲載)

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