子どもに読み聞かせたい絵本をタブレット端末で―。インキュベーション施設、さがみはら産業創造センター(SIC、相模原市緑区西橋本)に入居する古木映治さん(39)は、親子のコミュニケーションをテーマにしたソフトの開発を続けている。このほど、タブレット端末やスマートフォン(多機能携帯電話)向けに、多くの絵本を収録できる専用アプリを開発。古木さんは、「アプリをきっかけに親子の絆(きずな)を深めて」と意欲的な活動を続けている。(千葉 龍太)
古木さんはフリーのプログラマーとして、SIC内にあるシェアードオフィス「デスクテン」で活動している。
古木さんらが開発したアプリは「おやこでスマほん」。都内のIT(情報技術)企業、スマートエデュケーションなどと共同開発した。同アプリを使えば、「かぐや姫」や「ピーターパン」「シンデレラ」など、約100冊絵本がダウンロードできる。(2013年9月1日号掲載)