三菱重工、ターボ生産増強へ/海外拠点に110億円投資


 三菱重工業は、約110億円を投じ、自動車用ターボチャージャー(過給器)の生産能力を増強する。タイなどの海外生産拠点に設備投資し、2015年までに年間生産能力を現在の1・5倍にあたる890万台に引き上げる。
 燃費規制強化の広がりを背景に、ターボチャージャーの需要が世界的に急増すると判断したという。
 約110億円うちの大部分をタイの生産拠点に投じる。最終組み立てラインの能力を2倍にあたる年100万台にするほか、ターボの中核部品「カートリッジ」の生産も2・5倍強に高める。
 タイで生産した部品を各地の組み立て拠点に供給していく。
 また、中国・上海にある合弁会社のターボ生産能力も3倍の年150万台に増やす。米国拠点でも増強する。(2013年8月20日号掲載)

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