向洋技研の高速溶接技術、標準搭載機を出荷へ/次世代機として提案


高速溶接技術を説明する甲斐社長

高速溶接技術を説明する甲斐社長


 向洋技研(相模原市中央区田名)は、鉄やアルミニウムなどの素材を瞬時にスポット溶接できる「高速溶接技術」を標準搭載したテーブルスポット溶接機の出荷を始める。鉄なら平均してわずか0・01秒で溶接できるという。今後は同装置を新規取引先に提案するほか、既存ユーザーには従来機を下取りし、新装置の導入も促していく。(千葉龍太・7月10日号3面掲載)

 同社の甲斐美利社長は、「瞬間接着剤のように溶接できる」と説明。年間200台程度の販売を見込む。

 価格は1台800万~1200万円。7月24日から東京ビッグサイトで行われるプレス・板金・フォーミング展示会「MF―Tokyo2013」に出展する。

 標準搭載した「高速溶接技術」は、超小型とする溶接電源とトランスで構成される。鉄をスポット溶接した場合、従来比で15分の1程度の加工時間で済むという。

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