雨水を使って冷暖房を―。リガルジョイント(相模原市南区大野台)は、雨水を冷やしたり、温めたりすることで、空調設備(冷暖房)の熱源として活用する技術を外販する。雨天時、ビルや工場の屋上に溜まる雨水を、配管を通じて地下に貯蔵。空調の稼働時に温度を調節して用いる。同技術の導入により、真夏や真冬でも、大幅な節電効果が見込めるほか、「ヒートアイランド現象」の解消にも貢献できるとしている。(千葉 龍太)
「冷温水空調システム」と名付け、特許も取得した。今後は建設会社などに技術付与を行っていく。
リガルジョイントによると、電気を使った一般的な空調設備は、室内機と室外機を置く。
夏場には、室内機で冷風を送る分、室外機には温熱を大気に排出する。これがヒートアイランド現象の一因にもなっているという。