相模原・中小3社とJAXA研究員、無人飛行船を開発/災害時の情報収集想定


試験飛行に成功した「無人飛行監視装置」

開発して試験飛行に成功した「無人飛行監視装置」


 相模原の市内中小企業3社がJAXA研究員と共同で、大規模災害時などに現場の情報収集を行う無人飛行船を開発した。それぞれの得意技術を持ち寄り製作。5月に福島県内での試験飛行に成功した。県が国から指定された「さがみロボット産業特区」で、相模原は災害対策ロボットの実証エリアに位置づけられている。3社は今後、市の支援を受けながら無人飛行船の製品化を進めるほか、特区内での活動も視野に入れる。(千葉 龍太)

 共同開発したのは、キャロットシステムズ(緑区西橋本、西澤勇司社長)、ソーアップ(南区大野台、柴原博靖社長)、オプトロン(中央区鹿沼台、森田幸三郎社長)の3社とJAXA・長谷川克也研究員。

 テレビ番組の企画で制作した。無人飛行船「無人飛行監視装置」は、全長6メートル、幅2・8メートルほど。大規模災害が発生した場合、無人で遠隔操作し、現場上空を飛行。情報を収集する。

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