京王電鉄は、グループ中期経営計画「HIRAKU2030」(2025~30年)に京王相模原線の橋本駅をリニア神奈川駅(仮称)に近づける移設工事を盛り込んだ。リニア開業とそれに伴う周辺のまちづくりに先行して駅移設計画を具体化し、工事に着手する。
京王の改札口は高低差を除いても、リニア駅から約300㍍離れている。現在の京王線ホームと京王線の線形を変更するとともに駅舎を南側に移設することで、京王、JR、リニアの乗り換え動線を直線上に変更する計画だ。
駅周辺開発を「西の拠点として新たな輸送軸の創出」と位置づける。共創・オープンイノベーションによりまちの価値を高め、交流人口増加につなげる。