【愛川】町と神奈川トヨタ、宮ケ瀬近くに新施設/アウトドア拠点整備へ


愛川町と自動車販売会社の神奈川トヨタ自動車(横浜市神奈川区)は「横須賀水道・半原水源地」跡地の整備に向け基本協定を結んだ。グランピング施設のほか、テラスやネット遊具などアウトドア施設を整備したい考え。【2025年4月20日号掲載】

カナトヨ愛川
半原水源地跡地は広さ3・5㌶で、想定する事業費は17億円。具体的な施設整備の内容やスケジュールはこれから協議する。周辺には宮ケ瀬ダムや県立あいかわ公園などがあり、新たなにぎわいの場づくりを目指す。
神奈川トヨタは自動車販売以外にも、本社ビルでキャンプ用品やスポーツバイクといったアウトドア用品を販売するなどレジャー関連の事業も手掛けている。愛川町の担当者は「町にとって大きなプロジェクトになる。スピード感を持って魅力ある地域にしていきたい」と話した。
半原水源地は中津川に水源を求めた旧海軍省が1912(明治45)~21(大正10)年に建設した。戦後は横須賀市が水道施設として利用を続けてきた。老朽化で2007年に利用を停止。旧施設の撤去を進め、土砂を搬入して敷地造成を完了した。

愛川町が横須賀市から19年に約9千万円で用地を取得した。跡地活用へ向け16年度に基本構想、17年度に基本計画を策定した。しかし、18年度には1回目の基本計画見直し。19年度には2回目の基本計画見直しを行うなど、事業化に至っていなかった。

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