【相模原・県央】GW渋滞、相模湖IC下りで国内最長規模45㌔


東日本高速道路(ネクスコ東日本)と中日本高速道路(ネクスコ中日本)では、 ゴールデンウィーク(25日~5月6日)に首都圏(関東甲信越、静岡県)の高速道路で10㌔以上の渋滞が196回(下り70回、上り126回)発生すると予測している。上下線ともに後半4連休(5月2~5日)に渋滞が集中し、12日間で30㌔以上の渋滞が11回となる見通し。「渋滞の激化を避けるため」とし、対象期間の休日割引を適用しない方針だ。【2025年4月20日号掲載】

平日の相模湖IC付近=ドライブレコーダー画像

平日の相模湖IC付近=ドライブレコーダー画像



期間中、全国でも最長規模となる最大渋滞長45㌔の渋滞は、5月3日午前4時~午後4時(ピーク午前5時)、同4日午前5時~午後2時(同午前7時)に中央道下り(山梨県)方面の相模湖インターチェンジ(IC)付近(相模原市緑区)を先頭に発生すると予測。

同地点では午前5~11時が渋滞のピーク。高井戸ICから相模湖ICまで、渋滞がない場合に比べ約4倍(約2時間15分)の所要時間と試算している。高井戸ICを午前4時よりも前、または午後4時以降に通過する場合の所要時間は約35分と予測し、同時間帯の利用を勧めている。

同ICの2㌔手前付近は下り坂から上り坂に変わるサグ部。「無意識のうちに速度が低下してしまうことがある」と指摘し、周りの車に気をつけ速度低下に注意するよう呼び掛けている。

上り(東京)方面では小仏トンネル付近(同)で5月4日午後2時~翌日午前2時(同4日午後7時)、5月5日午前9時~翌日午前3時(同5日午後4時)にそれぞれ30㌔の渋滞を見込む。長い上り坂にトンネルが続き、期間中は交通が集中するため渋滞が発生しやすい。情報板で速度低下ポイントを通知する。

東名高速の秦野中井IC付近(秦野市)でも同2日午後8時~翌日午前3時(同2日午後10時)に40㌔の渋滞を見込む。

綾瀬スマートインターチェンジ(SIC)付近(綾瀬市)の下り方面では、4月26日午前5~11時(同午前7時)と5月5日午前6時~午後2時(同午前8時)、上り方面では4月27日午後1~9時(同午後3時)と5月5日午前11時~翌日午前1時(同5日午後1時)に渋滞が発生し、最大20㌔に達すると予測する。

24年度(24年4月25日~5月6日)の10㌔以上の渋滞は、事故によるものを含め181回。そのうち30㌔以上に達する渋滞は16回発生した。

同予測は過去のゴールデンウィークの渋滞と最近の交通状況を踏まえて割り出したものだが、 事故の発生や天候の影響などで実際の渋滞状況が予測と異なる可能性もある。高速道路各社は、出発前に最新の交通情報を確認することを勧めている。

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