神奈川トヨタ自動車(横浜市神奈川区)は6日、学校法人相模中村学園栗原幼稚園(座間市栗原)で園児を対象とした交通安全教室を開催した。中村保夫園長の交通安全教室を行いたいという希望に同社が応じて、開催が実現した。対象は同園の「年中」3クラス53人と「年長」4クラス81人。【2025年2月20日号掲載】
始めに〇×のクイズで基本的な交通安全のルールを園児に示した。次に園児と自動車との綱引きを行った。約1.5㌧のトヨタGR86を園児十数人が引っ張ったが、園児の元気な歓声とともに車が少しずつ動いた。トヨタ社員が「車はゾウさんと同じくらいの重さ」と説明した。信号も設置され、園児が手を挙げて横断し、基本的ルールを確認。最後は着ぐるみの「クマのまりちゃん」も交えての記念撮影で終了した。

交通ルールを学習する園児
この日司会をした同社の門田裕子さんは「幼稚園児のうちは親がついているけれど、小学校に入学すると1人で登下校するようになり、4月から6月にかけて事故に遭う子が多い。幼稚園の年長の児童に向けて教えるようになったのが(この教室の)最初」と語った。同園ではこれからもこうした交通安全教室を開催していきたいとしている。