電池、逆さでも通電/相模原の山崎さん開発


山崎さんが開発した「極性フリー電池ボックス」

山崎さんが開発した「極性フリー電池ボックス」


 相模原市中央区小山の会社員、山崎久雄さん(41)がこのほど、電池のプラス極とマイナス極を逆にセットしても電流が流れる装置の試作品を開発した。
 「極性フリー電池ボックス」と名付けた。視覚に障害のある人や暗闇の中でも簡単に電池交換ができるという。現在は製品に改良を加えながら市内製造業を中心に技術提案を行っており、年内の製品化を目指している。
 交流電力を直流電力に変換する「ブリッジダイオード」という技術を応用。電池ボックスがプラス、マイナスの極性を自動的に判断した上で、常に電気が流れるプラス極性に変換する。
 1つの電池が空になると、残った電池が不足分を補って機械全体に通電する、電流のバイパス回路を形成する機能もある。

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