相模原や大和の中小企業、「企業間連携」広がる/販路拡大へ協力


 相模原などの県内中小企業で「企業間連携」を模索する動きが広がっている。大手企業の海外生産シフトなどで、中小企業の受注環境が厳しくなるなか、販路拡大につなげるのが狙いだ。製造業のみならずIT(情報技術)企業まで波及。すでに新規受注につなげている組織もある。(千葉 龍太)

 茅ケ崎では数年前から切削加工を中心とした地元町工場7社が協力。シンクフォーや由紀精密、ダイショウなど、同じ工業団地内に属するメンバーが中心となり、共同企業体「CmonoC」を立ち上げている。
 切削加工といっても、加工する素材、大きさなど各社によって得意技術は異なる。保有する設備も違う。
 7社は、これまで1社単独では受注できなかった案件に対し、協力できるような体勢を構築。従来、町工場では〝秘密〟とされてきた生産設備の保有状況や材料の加工方法、稼働状況といった情報を共有した。

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