相模原市、市民アンケートで「飲食施設」多数/淵野辺公園拡張区域の必要性判断へ


相模原市はこのほど、中央区の淵野辺公園に隣接する淵野辺公園拡張区域等(Yゾーン)整備事業(総合体育施設整備事業を含む)について、その必要性を判断するため市民アンケートを行い、結果を公表した。

淵野辺公園拡張区域(奥の緑地も含む9.3ha)

淵野辺公園拡張区域(奥の緑地も含む9.3ha)



Yゾーンの整備内容については、カフェなど飲食施設は717件ともっとも多く、次いで「花や緑が楽しめる空間」と「森林浴や散策が楽しめる空間」がほぼ同数。剣道・弓道・空手・少林寺拳法・柔道の5団体で構成する武道団体連絡協議会から要望があった武道施設については、56件となった。

同公園の利用では、「ほとんど利用しない・利用したことない」がもっとも多く1442人(65・2%)で、次いで「1年に1回程度」が234人(10・6%)。理由について「行きづらい・遠い」が866件と約6割となった。

淵野辺公園を利用している人の多くは、芝生広場(48・2%)やジョギングコース(36・1%)などが目的。27年3月で廃止となる予定の銀河アリーナ(アイススケート場)は20・9%となった。

公園(淵野辺公園以外も対象)を訪れる目的については、「散歩・散策」が1331件(60・1%)と大部分を占め、自然鑑賞や運動などもやや多かった。また、屋内の体育施設については「利用しない」が1220件と過半数となったが、プール(385件)やトレーニング室(282件)も根強かった。武道施設は34件に留まった。

アンケートは2月28日から3月22日まで、18歳以上の市内在住者5千人を対象に実施。44・3%に当たる2213人が回答し、中央区在住者の回答率は38・8%(859人)ともっとも大きかった。

 

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