立憲寺崎氏「厳しいから選ばれた」/参院選2022


参院選 22日公示、7月10日の投開票となる見通しの参議院選の神奈川選挙区をめぐり、各政党の立候補予定者の活動が活発化している。同選挙区は改選定数4と欠員1を加えた5人が当選する。5番目の当選者の任期は3年となる。【2022年6月10日号】

立憲民主党の寺崎雄介氏は4日、相模原市民会館(中央区中央)で「決意表明の会」を開いた。選対副本部長を務める山崎誠衆議員や後藤祐一衆議員、地元選出の県・市議、後援者ら約170人が駆け付けた。

寺崎氏は5月25日に県議(同市中央区選出)を辞職したことを報告。

「党支持率が厳しい今だからこそ、候補者に選ばれたと思っている。一貫して『比自民』として仕事をしてきた強い決意は揺らいでいない」「これまで市民の相談を受け、社会の矛盾に気づかされてきた。現場の役所と掛け合っても、国政の壁が非常に厚い。地元の声を国政にぶつけていきたい」と決意表明した。

寺崎氏は相模原市議2期、県議4期、同党県議団長を務めた。「実績があるから具体策がある」として20年以上の地方自治の経験を強調。政策は「教育の無償化」や「福祉・社会保障」など、生活現場の声を国政に厳しくぶつけていくとした。

立民は3月、現職の真山勇一氏の後任に寺崎氏を公認。2人目として4月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の水野素子氏を公認した。党内からは「公認2人は共倒れの可能性があり、一本化すべき」との声があがっている。同党県連所属議員は本紙の取材に「一本化の議論は現在もあるが、選挙直前の今、どちらかを降ろせば党は有権者からの信頼を失う。公認2人で選挙戦に突入する」と話した。

出馬に向け県議辞職を報告した寺崎氏

出馬に向け県議辞職を報告した寺崎氏

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