時間管理機器のアマノ、相模原市内農場でリモート農園体験


アマノ 労務管理システム(タイムレコーダー)や時間貸し駐車場システムなど時間管理機器などでトップシェア商品を扱うアマノ(横浜市港北区)は、県主催の「ビジネス・アクセラレータ・かながわ(BAK)」にパートナー企業として参画。新型コロナによる課題の解決に挑むベンチャー企業のプロジェクトを支援し、同社の相模原農場でリモート農業体験サービスの実証、他農園にも提供できるプラットフォーム展開の可能性を検証する。

AIを使った農業支援を手掛けるベンチャー企業と連携し、ミニトマトの水耕栽培システムを構築した。培地の水分量や液体肥料の濃度を最適化するAI灌水コントロール技術を活用。AIから毎朝送られてくる栽培指示に従って灌水を行えば、新規就農者でもおいしいトマトをつくることができる仕組みだ。

プラントライフシステムズの強みであるソフトウェア技術を最大限に引き出すべく、ビニルハウスや栽培ベッドなどのハードウェア部分の最適化をアマノが進めた。19年から試験農場での栽培を始め、21年5月には地場のスーパーでの販売を開始。今後は農産物を売るだけではなく、灌水装置をはじめとした農業システムの販売も計画している。

同社は「機械メーカーとして工場を保有しているほか、イノベーション開発センターにはAIやロボティクス、環境ソリューションなど各分野の技術者が在籍している。モノづくりに関しては、部品の製造・加工をはじめ、あらゆる部分でサポートできる」と話す。

体験型の「観光農園」の実現は、スマート農業に取り組み始めた当初から視野に入れていた。コロナ禍の影響もあって、客に実際に農場に足を運んでもらい、収穫体験を楽しんでもらうのは難しいのが現状。そこで、自宅からでも楽しむことができる次世代の観光農園の創造に挑戦している。

イメージとしては、カメラを搭載した車両が農場内を自由自在に動き回 り、利用者のスマートフォンやテレビ、パソコンなどで自宅から閲覧できるようにする。さらに、客が「食べたい」と思ったトマトを収穫ロボットがもぎ取り、自宅まで届けるサービスを想定しているという。

スピーディな事業展開を実現するため、農場内を走行する車両のリモート制御技術、農場やミニトマトを鮮明に撮影する映像技術などを持つベンチャー企業と協業したい考え。

スマート農業に関しては「スマート農業に関しては「相模原農場をフィールドとして活用してもらい、トライアル・アンド・エラーを積み重ねていくことができる。農業の課題をダイレクトに把握し、実証実験をスムーズに進められるのは大きな魅力だと感じてもらえるはず」としている。

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