相模原市教委、教職員向け いじめ対策マニュアル/早期発見や防止で組織的対応を指示


 相模原市教育委員会は、2005年に作成した教職員向け「いじめ対応マニュアル」をはじめて改訂した。学校内でのいじめ防止や、発見した際の早期対応につなげる。市では「いじめを許さない、人の痛みが分かる子どもを育てられる教職員を育成したい」という。
(松山 祐介)
市内では昨年12月、当時中学3年の男子生徒に対し、1年生時から継続的に暴行するなどしていた疑いで同級生3人が逮捕された。県内でも今年4月、湯河原町の男子中学生(当時13)が、いじめが原因とみられる理由で自殺している。
 改訂したポイントは、担任がいじめに気付かず深刻化するケースが多いことから、児童生徒の観察記録シートを作成。
具体的には「登校を嫌がったり、1人で登校する」「授業開始に遅れてきたり、欠席が目立つ」などの項目を定めた。

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