女子ソフト1部リーグ、大和スタジアムで後半開幕試合


2021年度 第54回日本女子ソフトボールリーグ(一部リーグ)後半開幕節が、9月4・5日に大和スタジアム(大和市柳橋4)で開かれた。当初、リーグ後半全11試合の開幕戦として、全チームが集結する予定だったが、今週に入り2チームの選手で新型コロナ陽性者が出たため、予定を変更。初日に3試合、2日目に1試合を行った。

女子ソフト 健康を市政の中心に据える同市では、スポーツへの関心を高め健康に寄与することを目的に、トップレベルのアスリートによる試合を誘致し、生で観戦できる機会を市民に提供する「トップスポーツ観戦デー」を毎年開催。昨年新型コロナの影響で9月に延期していた開幕節を開催した実績から、今年度も「女子ソフトボール」を誘致。多くの観客動員を予定していたが、市内での感染拡大を受け、無観客での実施となった。

全12チームが所属する日本女子ソフトボールリーグの一部リーグは、4月3日に開幕。各チーム2試合ずつ総当たりの計22試合で順位を決め、上位5チームで11月の決勝トーナメントを行うスケジュール。東京五輪で金メダルを獲得した日本代表選手達も各所属チームに戻り、激戦を繰り広げる。

初日の第1試合は、リーグ2位の日立サンディーバと、11位のシオノギ製薬ポポンギャルズの試合。5月9日の前半戦では、日立サンディーバが4対0で制した。後半開幕節は、雨の中での試合となった。

試合開始前には、東京2020オリンピック競技大会での金メダル獲得を祝い、日本女子ソフトボールリーグ機構から、優勝メンバーの日立サンディーバの捕手・清原奈侑選手に花束が贈呈された。

試合は、1回表日立の攻撃、2塁に走者がいる状況で、4番の清原選手がツーベースヒットを打ち先制。日立はその後、5回にケイラニ・リケッツ選手や高瀬沙羅選手のヒットなどで2点。続く6回には、山口 みどり選手のツーベースヒットで1点を追加した。

一方シオノギ製薬は、複数回にわたり3塁まで出塁するものの、1回から最終回まで日立の投手・坂本実桜(みお)選手から得点することができず。結果は4対0で、日立がリーグ後半の初戦を勝利で飾った。

試合終了後、初回に得点した清原選手が最優秀選手に選ばれた。清原選手はインタビューで「坂本選手が自分の配球を信じて、きっちりコースに投げてくれたおかげで、失点をゼロにして勝つことができた。日立サンディーバは明るく、楽しく元気よく、日本一を目指す」と話した。その後、清原選手には市から記念品として、第8回市推奨品の「ヤマトンクッキー」が送られた。

【2021年9月21日号】

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