県11月補正予算、台風被害の復旧に117億/相模湖漕艇場や城山ダムの設備修繕へ


県は11月21日、2019年度の一般会計11月補正予算案で、台風19号による被害の復旧費用などとして177億3500万円を計上したと発表した。台風の豪雨に伴う流木で、相模原市内では県立相模湖漕艇場や城山ダムなど相模川沿いの県有施設が甚大な被害を受けた。流木の撤去や破損した設備の修繕などに充て、施設の早期復旧を目指す。

黒岩祐治知事は、同日の記者会見で「中でも被害の大きかった箱根町や相模原市には、私自身が直接訪問して現場の状況を確認し、被害の大きさを改めて実感するとともに、国や市町村と一体となって復旧に取り組む必要がある、との思いを強くした」と語った。

相模湖漕艇場 補正予算案は2つに分割して計上した。特に速やかに対応する必要があり、早期に審議を求めているものは「その1」、その他のものは「その2」として提案している。

県立相模湖漕艇場など県有施設の復旧は、「その2」として3065万円を配分し、台風の被害を受けたコース設備の復旧を行う。年度内に工事を完了させ、20年東京五輪前のカナダ代表ボートチームの事前合宿に間に合わせたい考えだ。

相模湖漕艇場の復旧個所

相模湖漕艇場の復旧個所



被害を受けたのは、2000㍍のコースのうち上流側の1000㍍で、6本あるレーンの4本。水面下3㍍に張られたワイヤーが破断し、ワイヤーから等間隔に固定されたブイの一部が流出したという。

県スポーツ課では「旧河川の流れと交差する下流側のブイとワイヤーは撤去していた。流木が想定よりも多く、残っていた上流側のワイヤーに絡んでしまった」と話していた。

漕艇場では1月11日から13日まで、県ボート協会が相模湖初の2000㍍レース「第0回相模湖ウインターカップ」を開く予定だったが、「全面復旧が極めて難しい」として中止を決めた。21年1月に「第1回相模湖ウインターカップ」として開催する予定。

企業会計には2億5400万円を追加。城山ダム(津久井湖)や三保ダム(丹沢湖)の堤体付近に流れ着いた流木やごみの除去費用に充てる。

【2019年12月1日号掲載

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