精光技研、非接触で「厚み」測定/初の自社製品開発


製品パンフレットを手にする田中社長

製品パンフレットを手にする田中社長

 精光技研(相模原市中央区上溝)は、病院の眼底検査で採用されている検査装置の技術を応用し、産業用の測定センサーを開発した。同社初の自社製品という。光を透すことで、素材の「深さ」や「厚み」が非接触で一瞬にして分かる装置で、千葉大学・椎名達雄研究室との共同開発。光が透る物質なら何でも測定できるという。樹脂やプラスチック製品などの検査向けに販路を開拓する。将来は再生医療の分野にも活用できるとしている。
(千葉 龍太)
 病院の眼底検査などで用いられている最新の光干渉断層計(OCT)の技術をベースにした。光の干渉を利用して非接触でサンプルを断層化、可視化する方法。

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