町田市、都に先駆け用地取得/モノレール延伸に弾み


町田市はこのほど、多摩都市モノレールが町田駅まで延伸することを見据え、導入空間となる都市計画道路の事業用地を先行取得することを明らかにした。事業主体は都だが、市が先駆けて用地取得に乗り出す事例は異例だという。石阪丈一市長は「事業がスタートしたという市民へのメッセージにもなる」と話すなど、延伸に向けた機運醸成を図る狙いもある。対象区間は、2016年3月に策定された「東京における都市計画道路の整備方針」で、「優先的に整備すべき路線」と位置付けられた町田市民病院から芹ヶ谷公園付近までの約2㌔。幅員は約25㍍。都は2025年度までに国の事業認可を受ける方針だが、先立って市が地権者と用地買収の交渉などを行う。【2019年7月10日号掲載】

工事が進む市立病院周辺のようす

工事が進む市立病院周辺のようす

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