南区県議選/立民で小林氏が出馬


小林大介出馬

 4月の統一地方選の県議選で、相模原市南区選挙区から前回次点落選した元職の小林大介氏(43)が立憲民主党公認で立候補することが明らかになった。

 同党県連の役員会が2月25日に開かれ、小林氏の公認を決定。同日に横浜市内で開かれた同党県連の総決起集会で発表された。

 小林氏は本紙の取材に「政令市の県議選が無投票になるのはさびしい。自分が出馬することで、市民に選択肢を増やしたかった」と語った。

 小林氏は、2月の厚木市長選で4期目の当選を果たした小林常良市長の前妻の長男。2011年の県議選にみんなの党公認で初当選。14年に同党が解党し、15年に維新の党公認で出馬したが、共産党候補と激しく争い、次点落選した。現在は、厚木市と相模原市で運送会社を経営する。

 出馬のたびに所属政党が変わることについて、「自分から離党したことは一度もなく、政党がなくなってしまった。無所属での出馬も考えたが、政治理念や政策から立憲民主で出馬を決断した」と述べた。

 小林氏は「無投票選挙が増えているのは社会の寛容性が薄れ、新しい挑戦がしづらくなっていることにある。再チャレンジができる社会、寛容性のある社会を目指して再び挑戦する」と訴えた。

(2019年3月1日号掲載)

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