本村氏が出馬会見/「市民の先頭立ちたい」


市長選に意欲を示す本村氏

市長選に意欲を示す本村氏


 ことし4月の相模原市長選で、衆院議員の本村賢太郎氏(48)=比例南関東=が1月10日、市民会館(中央区中央)で記者会見を開き、無所属で立候補することを表明した。「平成から新しい元号の時代に変わるとともに、相模原市も変わらなければならない。48歳の若さで市民の先頭に立ち引っ張っていきたい」と決意を述べた。同市長選の出馬表明は4人目で、激しい戦いが予想される。

本村氏は会見で「少子高齢化の中で最大の課題は、福祉・雇用・教育の3つ」とし、政策として①災害に強い②産業が元気③シニアが輝く④子育てしやすい⑤市民とつくる―の5つの柱を掲げるとした。政策の詳細については、2月中旬以降に発表する。

 4選を目指す現職については「市の礎を築き、十二分に活躍した。そろそろ世代交代。(出馬表明している)八木氏の多選批判には同感。多選の弊害が起きており、新しい血を入れていくべき」として争点の1つとする考えを示した。

 市長選の勝算について質問された本村氏は「負けると思って出馬する候補者はいない。これまでの市長選はワクワク感がなかった。多くの候補者が出そろって選択肢をつくり、市民が1票を投じれば、相模原のワクワクする未来像が描ける」と話した。また「政党の推薦をうけることはしない」とした。

 本村氏は前回2017年の衆院選に希望の党(当時)公認で立候補し、現在は衆院会派「無所属の会」に所属。現在3期目。本村氏が議員辞職すると、衆院比例南関東で希望の党の谷田川元氏(千葉10区)が繰り上げ当選する見通し。

 本村氏の衆院の後継候補について「後継者を決めるまでが自分の仕事。市長選後になるかもしれないが、『心に思う人』はいる」と話した。

(2019年1月20号掲載)

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