3期連続で改善、製造業が持ち直し/日銀の3月横浜支店県内短観


 日本銀行横浜支店が発表した3月の県内企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI、全産業ベース)はプラス13となった。前回(2016年12月)調査から6ポイントの上昇で3期連続の改善となった。自動車や機械産業などに支えられた製造業のDIが大幅な上昇をみせ、全産業をけん引した。
(編集委員・千葉龍太/2017年4月10日号掲載)

 製造業のDIは、前回から8ポイント増のプラス14。その内訳として、自動車産業の「輸送用機械」が14ポイント増のプラス28、「電気機械」が18ポイント増と大幅改善していた。

 非製造業のDIも改善した。前回から4ポイント持ち直してプラス12だった。具体的な業種では「建設・不動産」「運輸・郵便」などが堅調だった。「小売り」も7ポイント改善し、前回はマイナスだったDIがプラスに転じた。

 一方、全産業ベースのDIを企業規模別で見ると、大企業のDIは13ポイント上昇、中小企業も6ポイント上昇となった。

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