相模原南区でコンペ、魅力創出を提案/学生グループや青年団体など


2賞を受賞した女子美術大学のチーム

2賞を受賞した女子美術大学のチーム

 若い世代のまちづくりへの参加を促そうと、「More輝区~南区アイディアコンペ~」が1月28日、相模原市南区文京の相模女子大学内で開催された。「南区の魅力ブラッシュアップ」をテーマに、学生グループや青年団体など6チームが考案したプロジェクトをプレゼンした。

 ノジマステラスポーツクラブの提案「ノジマステラが南区観光アンバサダーに!」が南区アイディア賞に選ばれた。1部リーグに昇格した女子サッカーチーム「ノジマステラ神奈川相模原」の公式戦時に麻溝台地域のたまごを使った菓子や料理を販売する「E(エッグ)1グランプリ開催」などを提案した。

 「もっと身近に!『木もれびの森』デザイン計画」を発表した女子美術大学は、来場者が選ぶ「オーディエンス賞」、論理構成や実現性などをポイントに区民会議委員が選ぶ「審査員特別賞」をダブル受賞した。管理者や利用者からヒアリングした結果から課題を抽出し、改善するために緑地内の施設を案内する地図をデザインした。美術大学の学生ならではの手法などが評価された。

 このほか、相模大野駅周辺の商店街を夜市で盛り上げようという相模原青年会議所のユニークな提案のほか、コーラス南区チームのポイントカードの利用を促進する取り組みなどが発表された。

 コンペには、学生や子供連れの女性、企業経営者など約120人が来場した。市民から厳しい指摘があった一方、アドバイスを受けたり、意見を交換する場面もあり、若者と地域住民が交流する機会となった。
(2017年2月20日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。