2月補正に5億円/4施設整備で地方創生へ


 県は、一般会計に5億6900万円を追加し、当初からの総額を199兆1527億円とする補正予算案(その2)を13日に発表した。国の「地方創世拠点整備交付金」を活用し、「未来への投資の実現する経済対策」として施設の整備や改修などに取り組む。

 宮ケ瀬湖周辺地域では6900万円を計上し、観光を通じた地域活性化を進める。子供からおとなまでが自然の中で楽しみながら、体力も向上できるアクティビティ施設を「地域の賑わい創出拠点」として整備する。

 海老名市下今泉の産業技術センターに1億9980万円を充て、評価試験などに使う試験研究施設を設置する。今後、急速に普及すると見込まれるIoT(モノのインターネット)関連機器や生活支援ロボット、医療用電子機器などの開発支援を行う。

 同市本郷の畜産技術センターは9500万円を計上した。都市における環境に配慮した効率的な肉豚の生産体制を実証するため、生産性の高い飼養管理技術や施設の脱臭技術などの研究を行う環境制御型の養豚施設を整備する。

 農業技術センター(平塚市上吉沢)のスマート農業促進事業は2億600万円を配分し、ICT温室および温室群の環境制御システムを整備。分散した小規模温室を集中的に自動制御し、農作業の省力化や農作物の高品質化などを可能とする環境制御技術の開発・普及を促進する。
(2017年2月20日号掲載)

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