市民向け講座、相模原の自然を後世に/江成氏ら環境を語る


 市立環境情報センターは11月20日から12月17日まで、相模原市中央区富士見の同センターなどで「~相模原の自然を後世に~地域の取組みを知る」と題した市民向け講座を開いた。相模原市議の金子豊貴男氏や写真家の江成常夫氏が講師を務めた講話のほか、藤野を訪れて里山保全の取り組みを視察する現地見学会もあった。
(芹澤 康成/2017年1月10日号掲載)

 相模原市は内陸部の工業俊として発展した一方で、津久井や藤野などの里山に豊かな自然が残る。リニア建設や広域交流拠点整備など大規模開発を控えたことを機に、旧日本軍の軍都や米軍関係施設などの歴史的背景もひも解きながら、環境について考えた。

 金子市議は「基地から見た相模原の自然」と題し、相模原の基地内やその周辺で起きている環境問題について説明した。航空機の騒音のほか、補給廠の土壌汚染についても触れ、「ベトナム戦争で使用した洗車を野積みにしていたことが原因だろう」と話した。

 最終回の12月17日は江成氏が登壇。1985年~90年まで相模川を写した作品を紹介し、太古から変わらない自然の美しさを訴えた。

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