大和駅東側、文化創造拠点が開館/多世代が交流できる拠点


新書コーナーやカフェがある1階フロア

新書コーナーやカフェがある1階フロア

 大和駅東側プロムナード沿いに完成した文化創造拠点(大和市大和南)が3日、開館した。芸術や文化、教育などの関連施設を集めた複合ビルで、子供から高齢者までが世代を超えて交流できる場を目指す。
(芹澤 康成/2016年11月20日号掲載)

 新拠点の愛称は、庁内で募集した結果、「シリウス」に決定した。地球から見える恒星の中でもっとも明るい一等星で、「文化創造拠点が未来にわたって光り輝き、市民に愛される施設となるように」という思いが込められているという。

 文化創造拠点の目玉となる東棟の「やまと芸術文化ホール」は、1階約800席と2階約200席からなるメーンホール、可動式の客席を備えたサブホール、ギャラリーを備える。航空機の騒音などの影響を低減するため、建物の中に別の建物を作るボックス・イン・ボックス構法を採用した。

 1~5階の図書館は、旧図書館から移転させた36万冊に加え、2万冊を追加。最大57万冊が保管・配架できる。

 自由に使える座席は全795席で、電源やインターネットが使える有料席も用意している。飲食も可能で、併設するカフェなどで買った飲み物を飲みながら、読書を楽しむことができる。

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