ベネクス、ドイツ水泳代表に製品供与/東京五輪まで4年間支援


リオ五輪チームリーダーと片野秀樹独支社長(左)

リオ五輪チームリーダーと片野秀樹独支社長(左)

 疲労回復を促すリカバリーウエアを開発するベネクス(厚木市)は、ドイツ五輪協会の地域組織とウエア契約を締結した。東京大会までの約4年間、製品を提供することで選手の疲労回復をサポートする。

 今回の契約は、独五輪協会の地域組織「ハイデルベルク・ナショナルトレーニングセンター」と結んだ。リオ大会に出場したセンターの所属選手計36人にリカバリーウエア上下を提供した。

 リカバリーウエアは独水泳協会にも5月から公式採用されている。契約のきっかけは、リオ五輪200メートル平泳ぎ決勝で7位だったマルコ・コッホ選手が愛用し、疲労回復や睡眠効果の向上による活躍だった。競泳種目の代表選手27人に上下ウエアと、移動中に首に巻いて使うネックカバーを提供している。

 五輪前の7月には、リカバリーウエアが「スーパーパジャマ」としてメディアに取り上げられた。利用者もトップアスリートやクラシック演奏者など疲労や睡眠への意識の高い人をはじめ、一般へとすそ野を広げている。
(2016年9月1日号掲載)

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