黒岩知事が藤野地区訪問、地域活性化の秘けつ探る


横田氏と話す黒岩知事(右)

横田氏と話す黒岩知事(右)

 黒岩祐治知事が各地域を訪問し、魅力を生かした活性化の取り組みを視察する「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」を7月14日、相模原市の藤野地区で行った。経済や芸術などの分野で活躍する人に会い、地域活性の秘けつについて意見を交換した。

 黒岩知事ははじめに、旧県立陣馬自然公園センターを訪問し、施設の活用方針について藤野商工会の関係者から説明を受けた。「ゆず」など地域の特産品を扱う販売所など、地域活性化の拠点づくりを進めていく案に関心を示した。

 続いて、イタリアで家具職人として活躍していた藤﨑均さんが主催する「ギャラリー・スタジオ・フジノ」を訪問した。木工に地産材を使うほか、藤野で活動する芸術家との交流など、藤野地区ならではの魅力について話り合った。

 また、ドイツバロック様式パイプオルガンを製作する横田宗隆氏と面会。地域の材料や地域の職人など、地域の総合力で作り上げるパイプオルガンについて話を聞いた。

 地域活性化に取り組む人たちと、地元の食材を生かした体にやさしい料理を囲んで、意見交換会を開いた。黒岩知事は「“緑豊かな自然”と“芸術のまち”という地域の魅力を活用した取組について話を聞き、地域に人を惹き付ける力があると感じた」と話していた。 
(2016年8月1日号掲載)

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