GLP、2社が入居決定で満床/愛川に9万平方米の流通施設


圏央道沿線に完成した「GLP厚木Ⅱ」

圏央道沿線に完成した「GLP厚木Ⅱ」

 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(東京都港区、GLP)の「GLP厚木Ⅱ」がこのほど、愛川町桜台に完成した。すでにイオングローバルSCM(千葉県千葉市)とユーディーエル(厚木市緑ヶ丘)の入居が決定し、満床となっている。

 GLP厚木Ⅱは、2015年4月に神奈川県愛甲郡に着工し、延べ8万9242平方メートルの6階建てマルチテナント型物流施設。平均フロア面積は約1万3千平方メートルのシングル・ランプウェイで、10トン車111台分のトラックバースを備える。

 同施設は多数の工場・倉庫が集積し、県内陸工業団地内に所在。圏央道の相模原愛川ICから2・7キロメートルに位置し、東名道や中央道へのアクセスも良好。東京・神奈川エリアへの配送拠点に加え、名古屋や大阪に及ぶ広域配送拠点としても期待される。

 災害対策では、PC免震構造やバックアップ電源、井水の非常用利用など、有事の際の入居企業の事業継続性を確保する設備を採用した。

 帖佐義之社長は、竣工式で「企業の業種別の物流オペレーションニーズを捉え、的確なフロアプランを提案した結果、早々に2社の入居が決定した」とコメントした。
(2016年8月1日号掲載)

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