町田市、多世代交流の場に開放/成瀬コミセンを増改築


再開した成瀬コミセン=町田市成瀬

再開した成瀬コミセン=町田市成瀬

 町田市の都道川﨑町田線(成瀬街道)沿いに成瀬コミュニティセンターが1日、リニューアルオープンした。地域交流の場として開放するだけでなく、市立図書館が所蔵する書籍・資料の受け取りや返却、リクエストなども受け付ける。

 同コミセンは、移転した市立南第2小学校の旧校舎を改築して、1979年9月に開設した。施設の老朽化や耐震性能が不足していたため、2015年2月から増築工事とホール棟の改修工事を行った。

 今回のリニューアルでは、旧校舎を解体した跡地に新棟を増築。延べ床約1045平方メートル、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て。太陽光発電パネルを屋上と外壁に設置したほか、非常用発電設備と応急給水施設なども導入し「環境・防災面」を強化した。

 主な施設では、住民から要望があった授乳室やキッズコーナー、フリースペースなどを新たに設けた。周囲に子供の遊び場が少なく、利用者の年齢層も幅広いため、多世代が交流できる施設として整備した。ホール棟は、延べ床約802平方メートル、鉄筋コンクリート造平屋建て(一部2階建て)。音楽室や地域活動室を新設し、地域住民の趣味や文化活動に開放する。

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