日銀横浜支店、2月県内景気の総括判断を上方修正/生産活動など改善


 日本銀行横浜支店は2月の県内経済について、総括判断を2ケ月連続で上方修正した。前回(1月)の「下げ止まりつつある」から「下げ止まっている」に表現を修正。県内経済の大きなウエートを占める輸出の減少ペースが緩やかになっているほか、生産活動も改善傾向にあるという。(千葉 龍太)

 日銀横浜支店では、実体経済を構成する「生産」「輸出」「設備投資」「雇用・家計取得環境」「個人消費」「住宅投資」「公共投資」の7項目でも個別に判断している。

 このうち生産は前回の「下げ止まりつつある」から「下げ止まっている」に上方修正。すそ野が広い県内の自動車業界では、乗用車が低調ながら、トラック販売が伸びている。

 ただ、電気機械は重電関連や自動車向け電子部品が堅調に推移している一方で、薄型テレビ、パソコン向け電子部品が低調なことから「横ばい圏内の動きとなっている」とした。

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。