ウイングベース、防災トランプで交流/青学大でイベント初開催


防災について話し合ったイベント=青学大相模原キャンバス

防災について話し合ったイベント=青学大相模原キャンバス

 防災の話しをしながら地域交流を―。科学教材の開発を手掛けるウイングベース(愛川町)が開発した「防災トランプ」のワークショップがこのほど、青山学院大学相模原キャンパス(同市中央区)で初めて開かれた。

 同大の地球社会共生学部と神奈川わかものシンクタンク(相模原市中央区相模原)の共催事業。同学部の授業の一環で実施したもので、「世代をこえて防災を楽しく話す場」を提供することが狙い。防災トランプは、通常のトランプゲームに身の回りの危険や災害の話題を話すきっかけ(お題)を盛り込んだカードゲーム。ことし4月には、総務省の第20回防災まちづくり大賞で消防庁長官賞を受賞している。

 当日は、学生2人、子供を含む地域住民9人が参加し、2チームに分かれて「防災ババ抜き」を実施。「登山中に揺れが起きたら」というお題には「落石や滑落の危険がある」、「強風が吹いたら」というお題には「体が飛ぶのであぶない」など、参加者が過去に経験した防災体験を話し合った。
(2016年6月1日号掲載)

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