ベネクス、売上げが1・2倍で好調/発売1年のアイマスク


 休養・睡眠時専用のリカバリー(疲労回復)ウエを開発・販売するベネクス(厚木市旭町)の「リカバリーアイマスク」が昨年3月に発売されてから計画の1・2倍のペースで売れ、年間で1万2千枚を販売した。

 同社は、スマートフォンやパソコン使いによる現代人の「目の疲れ」に着目して開発。繊維に練り込んだ鉱物が発する微弱な電磁波が、自律神経(交感神経と副交感神経)のなかでもリラックス状態に働く副交感神経に作用。目の周りのこり固まった筋肉をほぐして、血流を促す。

 新商品は、就寝や自宅で休息する時に着用し、その日溜まった目の疲れをとるために使われている。「寝つきがよくなった」「目の疲れがとれる」などと、利用者の口コミも通販サイトなどで広がり、現在も販売数を拡大している。

 生地は、伸縮性が高く滑らかな手触りで、薄く仕上げ装着感を緩和。形状も目の周りを広く優しく覆いながら、寝た時に装着感が気にならないよう耳に被らないデザインを採用。肌に触れる部分は心地よいフィット感で全体を優しく包むよう配慮した。価格設定は、3132円とリカバリーウエアのうち低価格帯とした。初めて購入するエントリーモデルとして、人気だという。
(2016年5月20日号掲載)

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